小唄は江戸末期に誕生した邦楽の一ジャンルです。大名茶人として有名な松平不昧公の歌に、二代目清元延寿太夫の娘、お葉が節をつけたのがはじまりと言われています。2分から、長くて4分程度の短い曲ですが、江戸っ子の粋や愚痴などが巧みに描かれている歌詞と間をうまく使って歌の間を縫うように演奏される三味線によって構成されています。邦楽で唯一撥を使わず指で弾く爪弾きの渋い音色もあいまって、大正・昭和期には愛好家が大きく増えました。
もともとは、四畳半の音曲といわれ少人数の愛好家で楽しんだものですが、いまでは舞台での演奏会も頻繁に催され、舞台音楽の一翼を担っています。邦楽のなかでは新しいジャンルなので、長歌、清元、新内、端歌の要素が盛り込まれて、また芝居の名場面を取り込んだ曲も多いので邦楽や日本文化の入り口としても最適です。
獨楽庵では、毎月二回、小唄松峰派家元・二代目松峰照師に教室を開いて頂いています。原則、第二、第四木曜日。時間は午後1時から4時の間で20分程度稽古します。稽古はマンツーマンですので、自分の声のキーや曲の好みにあわせて稽古して頂けます。興味のある方は、三味線の稽古も可能です。
小唄松峰照師 八王子教室
教室 獨楽庵
稽古日 原則 第二、第四木曜日(都合で変更になることがあります)
時間 午後1時から4時
月謝 12,000円、他に松峰会費3,000円が必要です。
入門料(束修)10,000円
見学は随時受け付けています。見学予約、ご質問は下記のフォームでお願いします。