3月26日から『炉の名残の茶飯釜』と称して、第4回 倶楽茶会を開催してきました。倶楽茶会とは、会員(と、会員のお連れさま)限定の「獨楽庵茶会」に対して、「倶楽茶会」はどなたでも気楽に参加できる大寄せ形式の茶会です。
今回は、茶飯釜の茶事の趣向で行いました。茶飯釜とは、一つの釜でご飯を炊き、湯を沸かして茶を喫するという茶事です。歴史的に、いつ頃成立したかは未だ勉強不足でわからないのですが、「不時の茶事」の一形態として発展したものとは考えています。「不時」の茶事とは、約束なしに、つまり“ノーアポ“でお客様がお見えになった際の茶事です。ノーアポですから、いつものような懐石を用意することは到底できません。ですから、とっさの判断で勝手にある材料をあしらって急拵えの懐石(あるいは「おしのぎ」)を用意し、茶の湯を始めるのですが、せめてご飯だけはお客様の面前て炊いて、それをご馳走にしようという趣向です。
倶楽茶会では、予約を必須としましたので、「不時」ではありません。懐石も準備する余裕がありました。ですから、茶飯釜本来の醍醐味である、亭主の機転が試される場ではありませんでした。
果たして、お客様に茶飯釜の醍醐味を伝えることはできたのでしょうか。
亭主の機転ではなく、アタフタぶりは十分伝わったとは思いますが(汗)

