小唄

小唄ってご存知ですか。

「祇園小唄」とか「ラバウル小唄」などは有名ですよね。でも、今回のお題はそのような◯◯小唄の事ではありません。敢えて言えば、江戸小唄。

江戸末期、二代目清元延寿太夫の娘お葉が、松平不昧公の歌に節をつけたのが始まりと言われています。概ね3分程度の小曲ですがイキな江戸っ子好みに仕立てられた作品が多いのも特徴です。清元はもちろん、芝居の名台詞や長歌、一中節、新内節の一節が引用されている曲も多々あります。

元々、小唄は座敷で芸妓による歌や踊りを楽しんだ後、口直しに軽く唄うのをよしとされていたので、ひと目につく機会が少なく、聴いた事がある方も少ないと思います。

そんな小唄ですが、私はかれこれ25年稽古を続けています。写真は、先月準師範のお許しを頂いた時のものです。

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