2日と空けずに晩酌を。それも始まりはいつもビール。当然痛風の恐怖と隣り合わせなのである。周囲からは、美味しいものに気をつけろ。ビールは止めろと、忠告を頂く。いずれも、「プリン体」が多い飲食物を慎めという意であろう。
しかし、ヒトの代謝メガニズムはプリン体を口から摂取したら、それがそのままヒトの血中のプリン体になるほど単純ではないのである。確かに一部は体内のプリン体になるだろうが、見落とされがちなのはアルコールを代謝した結果プリン体ができるという事実である。それも大量に。
であるから、プリン体が多いからといってもビールを忌避するのはナンセンスで、アルコールはプリン体が多いビールだろうが、プリン体が少ない焼酎だろうが、飲めば体内でプリン体が大量に生成されるのである。むしろビールには利尿作用があり、体内の尿酸の排出を助けてくれる。
と、嘯つつ今日も痛風の恐怖に怯えながらにビールを煽るのである。