掛け物

10月の茶会に向けて遅まきながら会記の固めに入っています。茶室の床が広かった記憶がありましたので、対幅を使おうと考えていました。

中国南北朝時代の詩人、「陶淵明」が酒の壺を抱えて何ものかを眺めている絵と菊の絵の対幅です。今年は、閏月があり旧暦9月9日は新暦では10月の末になるとのこと。それなら菊の絵でも間に合います。菊は他人と争わず、凛とした花。「陶淵明」も菊に例えられえる人物です。「これで掛け物は決まり」と安心していたところ、「いや待てよ」と茶室の間取りを調べてみたところ、広いとの印象だった床の間は一間床でした。

一間の床に対幅は窮屈に見えそうです。残念ですが、「陶淵明」は却下。一から選び直しです。

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