Wabi Yoga

茶道宗徧流には、「Wabi Yoga」と呼ばれる体の使い方の習得を助けるプログラムがあります。中でも、肩甲骨の可動域を広げるエクササイズと、正座して腰を捻るエクササイズは点前の習得を大いに助けることが実感できました。

獨楽庵で稽古していて、なかなか身につけることができなかった「柄杓の扱い」が、Wabi Yogaをした後はスムーズにできることがわかりました。確かに、正座して腰を捻る、肩を捻るという動作は日常であまり見かけません。茶道、それも宗徧流独特の体の使い方です。

宗徧流では、柄杓で汲んだお湯を茶碗にあける時に、右肘が引けることを嫌います。肘を引かずに柄杓の湯を茶碗にあけるためには、肩と腰を捻る動作が不可欠なのです。さらに肩甲骨の可動域を最大限に生かし、釜から湯を汲むときに体を前に傾けない。これも宗徧流の特徴です。

その点前を身につけるためにWabi Yogaは避けて通れなかったのです。

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