獨楽庵の月釜では、極力電灯を消して自然光だけの空間にお役様をお迎えしようとしています。暗すぎたら、蝋燭を灯します。
ライトがない空間。障子から漏れる陽の下で観る漆器は、格別の美しさです。ライトの下ではのっぺりした唯の黒い物体でしかないのに、暗がり、自然光、蝋燭の灯りの元でみる漆器は質感を能弁に語りはじめます。
漆器に限らず、全てのものが生命を得たように生き生きと自己主張を始めます。
デジタル化され全てがものすごいスピードで走り去っている現代。立ち止まって、ライトを消してた自然光。蝋燭の灯火。忘れていた感覚が蘇ってきます。
是非、獨楽庵の茶会で経験してみませんか。
獨楽庵月釜。詳しくは専用ページ www.dokurakuan.com/monthyにて。

