茶道あるいは茶の湯というもの(以後、面倒なので“お茶“とする)に対する興味はそれこそ千差万別。同じ流儀に所属し、一緒に稽古をしていても異なる。ここが茶道教授として指導する際の最大の問題の一つである。とは言え、ある程度のモデルを設定しないと指導がしにくいことも事実。
そこで、“お茶“に対する興味の構成要素について考えてみた。構成要素は概ね次の3つにまとめられるであろう。
① 点前、作法
② 道具、設え・室礼
③ おもてなし
“お茶“に対する興味は、この三要素の強弱で考えることができるのではないだろうか。茶道教授を名乗る方は、①に対する興味が一際強いのではないかと感じることは多い。一方、数寄者(すきしゃ)と呼ばれる方は②に対する興味が強いようである。茶道教授も数寄者も多かれ少なかれ、おもてなしには興味があるはずである。なぜなら、それがお茶の目的であるからだ。しかし、おもてなしに一際強い興味をお持ちの方もいらっしゃる。三要素は、どれが強いか弱いかということが重要で、どれが欠けていても“お茶“にはならないだろう。
それでは、自分はどうなのかというと、
① 点前、作法 ★
② 道具、設え ★★
③ おもてなし ★★★
というあたりかと思う。
準備を整え、お客様をお迎えし、懐石・抹茶をお出ししながら“お茶“の話をする。しかも一方向ではなく対話。これがことの他楽しいのが現在地。