My Favorit Foods

画像中、左手前にあるのはひよこ豆のペースト。中東では極めて一般的な料理で、イスラエルではフムスと呼んでいたが、おそらく周辺の諸国でも同じくフムスと呼んでいると思う。イスラエルではピタと呼ばれるパンでディップしたり、ピタを開いてその中にサラダ、ステーキと一緒に入れてサンドイッチのように食べることもある。ステーキとは肉を貼り付けた円柱状の塊を焼いて、焼けた部分を削ぎ落とすもので、中東版シュラスコと言えば通りはいいであろうか。

右手にあるのは同じくひよこ豆を使ったコロッケ。イスラエルではファラフェルと呼んでいたが、周辺諸国も同じだと思う。この写真はトルコ料理店でのものだが、フムスとファラフェルであったし、地元にあるエジプト人がやっている店でもファラフェルであった。

中東は我々島国で生まれ育った身には理解し難く複雑であるが、食べ物は共通点が多い。

なにはともあれ、ここにクラフトビールがあれば言うことなし。幸せである。

痛風〜その2〜

写真は元熊本大学医学部教授の納先生の著作の表紙である。先生は痛風が専門の医師であるが、ご自身が痛風発作を発症して依頼、ご自身を検体に毎日採血して尿酸値の推移を計測された。

その結果分かった事は、①酒を飲むと尿酸値は上がる。これは当然であるが、驚くべき(喜ぶべき?)は②酒を飲まなくても尿酸値は上がるということ。酒飲みにとって酒を断つことはストレスであるある。つまり、ストレスでも尿酸値は上がるのである。では、どうすれば尿酸値は安定(急激な乱高下が発作の引き金になりうるので)するのかというと、③日本酒換算で一合半を飲み続けるのが尿酸値を安定させるということである。

これは酒飲みにとってある意味吉報ではあるはが、日本酒換算で一合半で止めるのはかえってストレスになるのでは・・・と思うのである。

先生は一合半と仰るが、適量には個人差があるはずである。と、今日も酒場に向かうのである。

痛風

2日と空けずに晩酌を。それも始まりはいつもビール。当然痛風の恐怖と隣り合わせなのである。周囲からは、美味しいものに気をつけろ。ビールは止めろと、忠告を頂く。いずれも、「プリン体」が多い飲食物を慎めという意であろう。

しかし、ヒトの代謝メガニズムはプリン体を口から摂取したら、それがそのままヒトの血中のプリン体になるほど単純ではないのである。確かに一部は体内のプリン体になるだろうが、見落とされがちなのはアルコールを代謝した結果プリン体ができるという事実である。それも大量に。

であるから、プリン体が多いからといってもビールを忌避するのはナンセンスで、アルコールはプリン体が多いビールだろうが、プリン体が少ない焼酎だろうが、飲めば体内でプリン体が大量に生成されるのである。むしろビールには利尿作用があり、体内の尿酸の排出を助けてくれる。

と、嘯つつ今日も痛風の恐怖に怯えながらにビールを煽るのである。

富山にて

金沢からの帰り道、富山で寄り道。あまり時間に余裕がないので、駅前で店を探したところ、駅ビル内に「北陸料理」と銘打った和食店を発見。

「魚の昆布締め二種」「すり身の揚げ物」と地元の純米吟醸酒を注文。昆布締めは、王道の鯛とキハダマグロ。赤身魚の昆布締めは初めて。要はなんでも昆布締めすると一味上がるということか。流石にトロは無理だろうが。すり身の揚げ物は、いわゆるフレッシュな薩摩あげ。

追加で注文した「新茗荷と生麩の玉子とじ」は土鍋で登場。出汁を張った土鍋に生麩と茗荷を投入して煮立ったところで溶き玉子とう感じか。これは懐石の煮物椀としイケるかも。

金沢へ

土曜日(3月23日)に金沢市内の月心寺で催される茶会『隆茗会』におじゃまするため前日から金沢入り。

金沢在住の旧友を呼び出して居酒屋で腹ごしらえののち、片町のバーへ。歴史を感じるたたずまい。カウンターのなかにはバージャケットのマスターが。山口瞳の作品に出てきそうなバーだなあ・・・と思っていたら、山口瞳の名エッセー『酒呑者の自己弁護』の表紙カバーが描かれたコースターが。みればカウンター奥の壁には山口瞳の書が。

マスターは国立に少なからず縁があるようで、旧友とともに国立話に花が咲き、ついもう一杯。「痛飲」にまで至らないのはお互い歳をとった証左かもしれない。

思えば、今の日本に対するモヤモヤした気持ちは山口瞳的な親父がいなくなったからなのかもしれない。襟を正して酒場に向かう。店に迷惑をかけないように心を配りながら、それを見せない。こういう飲み方をする大人がいなくなった。ふと気づけば自分がそういう年代になっている。襟を正そう。

クラフトビール

鎌倉浄明寺の茶道宗徧流宗家を訪ねる楽しみの一つは、鎌倉駅東口に3軒あるクラフトビールの店。

一軒は、元々アメリカ人が経営していたタップルームを日本人スタッフが引き継いだ(らしい)お店。フードも秀逸だが、ここではビールに集中。二軒目は、小町通りの入り口にあるビルの4階にできたタップルーム。タップの多さが魅力。

三軒目は、二軒目のタップルームが入っているビルの向のビル3階にあるトルコ料理店。この店行くお目当ては、フムスというひよこ豆のペースト。トルコに限らず、中東では最も一般的な食べ物だと思う。イスラエルでは、これをピタにディップ。トルコにはピタはないので、トルコ風パンをオーダーして、これにディップ。もう一つは、ファラフェルという、これもひよこ豆を使った料理。いわば、ひよこ豆のコロッケ。この2皿はクラフトビールに悪魔のように合うので危険。

先日も宗家の帰りに、フムスとファラフェルを肴にクラフトビールを2パイント。

チキンカツ

大学4年間を過ごした東京小平市。駅前のとんかつ店「藤の木」は部活帰りの定番。まず生ビール大で喉を潤し、決まってチキンカツ。この店では、とんかつではなくチキンカツ。とんかつが不味いということはなく、普通に美味いのであるが、チキンカツが別格。ボリュームがありコスパが高いのも学生向き。

チキンカツというとムネ肉でパサパサした印象があるが、ここはおそらくモモ肉。皮と皮の下の脂肪が絶妙に香ばしく仕上がっていて、ジューシーかつサクサク感あり。個人的には日本一、いや宇宙一のチキンカツ。

学生の頃から通い続けている、理容店に散髪に行ったついでにランチ&ビール。味は大満足だが、ボリュームが還暦過ぎの胃袋には厳しい。好物を腹一杯食べられない。年はとりたくないものである。

うしとら

京都に行く楽しみの一つは、馴染みのタップルーム(生のクラフトビールを飲ませる店)。今日は、『うしとら』という栃木のブルワーと京都で大人気という夷川餃子のコラボ。

一杯目は、『セニョール三快天』というMexican Lager。メキシコのビールといえばコロナ。ライムを入れてラッパ飲みがお決まり。ということでか、ライムを入れているとのこと。キレキレ。店には、栃木からブルワー自身がプロモーションで来京。直々の話を聞きながらのビールはまた違った味わい。

写真は、うしとらブルワーのオオクマくんとのスーショット。

Craft Beer

好物は?と尋ねられると、とりあえず「クラフトビール」と答えます(他にも沢山あるのですが)

クラフトビールとは、①少量生産 かつ ②造り手が拘っている ビールを指します。一時期流行った「地ビール」とは②の造り手の拘りで、一線を画しています。アメリカでは、ビール市場の4割がクラフトビールという話を聞いたことがあります。日本では、ビール市場全体のほんの僅かでしかありませんが、ここ2、3年急速に存在感を増しています。大手ビールメーカーも「クラフト」を標榜したビールを商品化しています。

クラフトビールの楽しみはなんと言っても「個性」です。例えば、一口に”IPA”と言っても、造り手によって味は大きく異なります。いま、”IPA”を持ち出しました。”IPA”というのはクラフトビールのスタイルのひとつであり、クラフトビールの中心という意見に賛同してくれる人は多いとおもいます。

もともと、ペールエール(PA)というイギリスを中心に醸造されていたビールを、赤道を超えてインドに運ぶため、ホップを追加して作ったことが起源と言われています。”IPA”の”I”はインド(India)です。ホップを追加したことによるフルーティな香りと苦味が特徴です。少なくとも、私はこのIPAを自分の味覚マップの中心においています。IPAよりさらにホップを追加したダブルIPA、トリプルIPAというスタイルもありますし、ホップを追加したことにより濁りが出てくるのでヘイジー(Hazy:霞んだ)IPAというスタイルもあります。夏の間は、Hazyは鬱陶しかったのですが、涼しくなると「やっぱりHazyだよな」という気分になってきます。

おかげ横丁

家元献茶式のため伊勢神宮に来ています。

雨天になることが少なくないこの時期ですが、今年は雲は多少あるものの快晴です。おかげ横丁の人出は平日としては例年並みというところでしょうか。皆さんコロッケや牛串を片手にお店を覗いています。

伊勢に来る楽しみの一つは、クラフトビール。日本を代表するブルワー伊勢角さんのビールが、直営タップルームのほか、おかげ横丁の酒屋さんでも手に入ります。今日は、定番Hazy IPAの「ねこにひき」にさらにホップを追加し造り手も「ジューシーでトロトロ」と表現する「ねこしかしんじられない」を購入しました。さてお味は如何でしょうか。