金沢へ

土曜日(3月23日)に金沢市内の月心寺で催される茶会『隆茗会』におじゃまするため前日から金沢入り。

金沢在住の旧友を呼び出して居酒屋で腹ごしらえののち、片町のバーへ。歴史を感じるたたずまい。カウンターのなかにはバージャケットのマスターが。山口瞳の作品に出てきそうなバーだなあ・・・と思っていたら、山口瞳の名エッセー『酒呑者の自己弁護』の表紙カバーが描かれたコースターが。みればカウンター奥の壁には山口瞳の書が。

マスターは国立に少なからず縁があるようで、旧友とともに国立話に花が咲き、ついもう一杯。「痛飲」にまで至らないのはお互い歳をとった証左かもしれない。

思えば、今の日本に対するモヤモヤした気持ちは山口瞳的な親父がいなくなったからなのかもしれない。襟を正して酒場に向かう。店に迷惑をかけないように心を配りながら、それを見せない。こういう飲み方をする大人がいなくなった。ふと気づけば自分がそういう年代になっている。襟を正そう。

クラフトビール

鎌倉浄明寺の茶道宗徧流宗家を訪ねる楽しみの一つは、鎌倉駅東口に3軒あるクラフトビールの店。

一軒は、元々アメリカ人が経営していたタップルームを日本人スタッフが引き継いだ(らしい)お店。フードも秀逸だが、ここではビールに集中。二軒目は、小町通りの入り口にあるビルの4階にできたタップルーム。タップの多さが魅力。

三軒目は、二軒目のタップルームが入っているビルの向のビル3階にあるトルコ料理店。この店行くお目当ては、フムスというひよこ豆のペースト。トルコに限らず、中東では最も一般的な食べ物だと思う。イスラエルでは、これをピタにディップ。トルコにはピタはないので、トルコ風パンをオーダーして、これにディップ。もう一つは、ファラフェルという、これもひよこ豆を使った料理。いわば、ひよこ豆のコロッケ。この2皿はクラフトビールに悪魔のように合うので危険。

先日も宗家の帰りに、フムスとファラフェルを肴にクラフトビールを2パイント。

チキンカツ

大学4年間を過ごした東京小平市。駅前のとんかつ店「藤の木」は部活帰りの定番。まず生ビール大で喉を潤し、決まってチキンカツ。この店では、とんかつではなくチキンカツ。とんかつが不味いということはなく、普通に美味いのであるが、チキンカツが別格。ボリュームがありコスパが高いのも学生向き。

チキンカツというとムネ肉でパサパサした印象があるが、ここはおそらくモモ肉。皮と皮の下の脂肪が絶妙に香ばしく仕上がっていて、ジューシーかつサクサク感あり。個人的には日本一、いや宇宙一のチキンカツ。

学生の頃から通い続けている、理容店に散髪に行ったついでにランチ&ビール。味は大満足だが、ボリュームが還暦過ぎの胃袋には厳しい。好物を腹一杯食べられない。年はとりたくないものである。