茶道に関するネット検索を続けていくうち「マインドフルネス」と言葉が目につくようになりました。私自身、初めて目にする言葉ですのでGoogleで検索してみると「今、この瞬間」に意識を向け、自分の思考や感情、身体感覚を評価・判断せず「ありのまま」に気づき、受け入れる心の状態や実践方法」なのだそうです。筆者の世代には、ブルース・リーの名セリフ「Don’t think, Feel」みたいな感じかなあ・・・と思ってしまいます。その時点で、東洋的であるのかもしれません。それゆえ、「茶道」と相性がいいのかもしれません。
しかし、マインドフルネスという言葉と茶道を結びつけることには違和感を禁じ得ません。この違和感は今のところ直感レベルでしかありません。この違和感どこに起因するのかは、思考を重ねなけばなりません。一つの手掛かりは、マインドフルネスが一種のセルフケアの方法論として流通いているという事実です。茶道(私は茶の湯と呼びますが)の本質は「おもてなし」。つまり、他者に対する意識が核心です。そこに、セルフケアという自分の内面に対する価値観を持ち出すことの違和感かもしれません。
