白状しますと私は「雨男」です。これまで関わった茶会の半分以上は雨でした。今年も、茶道宗徧流関東地区の代表として、三月に護国寺で流祖忌を運営したのですが、三月とは思えない冷たい雨でした。外気温は2度とも。四月には京都・南禅寺での宗徧流全国流祖忌で全国の門人を代表して献茶を奉仕しましたが、この日も雨。
今週末には、東京九段・靖国神社で宗徧流家元献茶式が開催されますが、当日は曇りの予報ですが、前日の準備は台風15号の影響による大雨の中での作業になりそうです。負け惜しみではありませんが、雨は日本の自然にとっては「恵みの雨」です。特に、酷暑が続いた今年の夏を経ての雨は恵みの雨。生き生きとした庭の木々を愛でることができそうです。
宗匠からは、雨天の茶会でお客様に「あいにくの雨・・・」とは決して言わないようにと指導されています。雨のなか、一番苦労されているのは遠路茶会に足を運ばれたお客様です。そのお客様に「生憎の・・・」とは言えません。ポジティブに。
今週末の家元献茶式は酷暑を恐れていましたが、どうやら酷暑はなさそうです。雨男の効果です。