昨日の寒さは和らぎ、穏やかな冬晴れの八王子です。今日は「節分」。獨楽庵が所在する八王子といえば、「高尾山・薬王院」。節分の今日は、豆まきが盛大に行われているはずです。
明日は立春。獨楽庵の庭の梅も花を咲かせています。茶室に注ぐ日差しもどことなく春めいた気がします。庭も茶室も徐々に春の装いに。と、初音が聞こえました。
昨日の寒さは和らぎ、穏やかな冬晴れの八王子です。今日は「節分」。獨楽庵が所在する八王子といえば、「高尾山・薬王院」。節分の今日は、豆まきが盛大に行われているはずです。
明日は立春。獨楽庵の庭の梅も花を咲かせています。茶室に注ぐ日差しもどことなく春めいた気がします。庭も茶室も徐々に春の装いに。と、初音が聞こえました。
いつの間にか庭の梅が咲いていました。今日から2月。春はもうすぐそこまで来ています。
「梅は咲いたか桜はまだかいな 柳たなよなよ風まかせ 山吹や浮気で色ばっかりしょんがいな」
今年は、「初雪」を唄わないまま、「梅」になってしまいました。そうこうしているうちに、「夜桜」になって・・・ まだ、始まって一月ですが、一年は早いですね。
日本橋三越本店内にある「三越劇場」は、古典芸能の聖地と言っても差し支えないでしょう。特に、「小唄」では。
その三越劇場で、令和6年4月14日(日) 小唄松峰派樹立55周年記念演奏会が催されます。小唄は江戸の末に、二代目清元延寿太夫の娘お葉が、二代目延寿太夫贔屓にしていた松平不昧公の歌に節をつけたものが始まりと言われている、三味線邦楽の小曲です。
不昧公の歌は「散るは浮き 散らぬは沈むもみじ葉の 影は高尾か山川の水」。この最後の句を「水の流れに月の影」としたのが秀逸であることは言うまでもありませんが、曲が優れていなければ小唄というジャンルは後世に続かなかったでしょう。何事も先駆けとというのはそういうものなのかもしれません。
翻って、我が松峰派。昭和45年の小唄酣春会にて竹枝せん照が小田将人の詩に曲をつけ「雪灯り」として披露したのが始まり。その翌年、せん照は松峰照を名乗り「松峰派」を樹立します。その様子については、小唄の先哲 八海老人のブログがふるっているので、ご参照ください。
4月14日の記念演奏会は、全番組松峰派のオリジナル曲。私は第一部で「雨の宿」「一人暮らし」を、番外で「未練酒」「好きなのよ」を唄います。番外は、八王子芸者の小唄振りつき。お近くにお越しの節には是非お立ち寄りくださいませ。