茶道宗徧流初釜

今週は、茶道宗徧流御宗家の初釜です。数年前から、広間に大勢のお客様をお招きするのではなく小間で限られたお客様と濃密な時間を共有する形式に変わりました。宗家が小間で初釜をなさるのが茶道界広しと言え宗徧流だけなのではないでしょうか。

私は19日(金)にお呼ばれです。その前に、半東を勤めなければなりませんが。鎌倉の人気店「北じま」の点心を頂いて、不審庵でお家元の練られた濃茶を頂きます。今年も実り多い年でありますように。

11年前の関東地方は、大雪でした。決死の覚悟で帰宅したことを思い出しました。大雪に遭遇してらっしゃる能登地震被災者の皆様に改めて心よりお見舞い申し上げます。

初雪

昨日、東京も初雪が降りました。例年より10日遅い初雪だったそうです。ここ数日、日中は冷え込みを感じますが、それでも暖かいのですね。

有名な小唄に「初雪」があります。小唄を習ったことがある人でしたら、よくご存知だと思います。

「初雪に降りこめられて向島 二人が中に置炬燵 酒の機嫌の爪弾きは 好いた同士の差し向かい 嘘が浮世か浮世が実か 誠くらべの胸の胸」
初代清元菊寿太夫詩・曲

いい仲の二人、向島でお忍びで逢っている最中に雪が降り出し、これ幸に?長居しようか・・・という雰囲気です。女の三味線は爪弾き。ということは、唄っているのは小唄です。差し向かいで酒をさしつさされつ、相手の心を探る。小唄の三味線は伴奏ではありません。つかず離れずがいいとされています。だから、お互いの心を探りつつ駆け引きがあるのです。

クラフトビール

鎌倉浄明寺の茶道宗徧流宗家を訪ねる楽しみの一つは、鎌倉駅東口に3軒あるクラフトビールの店。

一軒は、元々アメリカ人が経営していたタップルームを日本人スタッフが引き継いだ(らしい)お店。フードも秀逸だが、ここではビールに集中。二軒目は、小町通りの入り口にあるビルの4階にできたタップルーム。タップの多さが魅力。

三軒目は、二軒目のタップルームが入っているビルの向のビル3階にあるトルコ料理店。この店行くお目当ては、フムスというひよこ豆のペースト。トルコに限らず、中東では最も一般的な食べ物だと思う。イスラエルでは、これをピタにディップ。トルコにはピタはないので、トルコ風パンをオーダーして、これにディップ。もう一つは、ファラフェルという、これもひよこ豆を使った料理。いわば、ひよこ豆のコロッケ。この2皿はクラフトビールに悪魔のように合うので危険。

先日も宗家の帰りに、フムスとファラフェルを肴にクラフトビールを2パイント。