noteについて

note.comという投稿サイトをご存知でしょうか。SNSへの投稿というと画像・動画だとInstagram。短文だと、その名も”twitter”(つぶやき)、もう少し長いとブログということ使い分けるのが一般的のようです。文章がもっと長い(1000文字以上)だと、ブログでも長すぎるので、note.comがよく使われるようです。

私も長めの文書はnoteに投稿するようにしております。このブログ「亭主のひとりごと」でも日頃の思いを書き連ねておりますが、より長い文章はnoteと使い分けています。noteにはブログ的な思いを書き連ねたものから、「獨楽庵の楽しみ方」や茶会、同好会の詳しい情報もnoteに掲載しておりますので、noteを覗いて頂ければ、獨楽庵をより多角的に楽しんで頂けることになると思います。

「獨楽庵亭主のつぶやき」というマガジン(コーナー)にまとめています。

能楽を稽古して思い知ることは、舞は型の組み合わさせであるということ。「サシ込」「開き」「アゲ扇」「左右」「角トリ」・・・ であるから、各々の型を正確に身につけることが求められる。そして大事なことは、一つの型をしっかりとまとめてから次に型に移ること。

実は、これは茶道の点前でも同じ。点前は、「型」に分解することができる。そして、その型を正確に身につけることが、実は上達の近道なのだと思う。その上で、順番を覚えること。これは、俯瞰すれば、どんな複雑な点前でも構成は同じ。それぞれに、複雑な型が紛れているので難しく見えるが、分解すればやはり「型」の組み合わせなのである。その上で、使う道具に固有の扱いがある。

稽古をしていて共通してつまづくのは、柄杓の扱い。柄杓の扱いという「型」には、点前に求められる体の使い方のエッセンスが詰まっている。次回の稽古では、基本的な「型」の徹底を図ることにしようと思う。

掛け物

10月の茶会に向けて遅まきながら会記の固めに入っています。茶室の床が広かった記憶がありましたので、対幅を使おうと考えていました。

中国南北朝時代の詩人、「陶淵明」が酒の壺を抱えて何ものかを眺めている絵と菊の絵の対幅です。今年は、閏月があり旧暦9月9日は新暦では10月の末になるとのこと。それなら菊の絵でも間に合います。菊は他人と争わず、凛とした花。「陶淵明」も菊に例えられえる人物です。「これで掛け物は決まり」と安心していたところ、「いや待てよ」と茶室の間取りを調べてみたところ、広いとの印象だった床の間は一間床でした。

一間の床に対幅は窮屈に見えそうです。残念ですが、「陶淵明」は却下。一から選び直しです。