宗徧流義士茶会@新潟 その1
11月8日に開催される義士茶会のため新潟に赴きます。義士茶会とは、赤穂浪士による討ち入り事件に、宗徧流の流祖・山田宗徧が関わっていたということから、毎年討ち入りの日に、家元主催されてきたお茶会です。宗徧流8世・宗有宗匠が始めた茶会ですので有に50回は超えている、歴史ある茶会です。
山田宗徧といいうと、赤穂浪士の一人大高源吾が師事したということで、赤穂浪士側の人間と思われがちですが、そうとも言えないのです。元伯宗旦から皆伝を受け独立した宗徧は、宗旦の推挙もあって三河国吉田藩小笠原家に出仕します。小笠原家は徳川譜代の名門です。その隣の西尾の藩主はなんと吉良家です。吉良家は同じく譜代の名門。お茶好きの吉良公と隣の譜代大名小笠原家の茶頭である山田宗徧に接点がないわけはありません。
実際、赤穂浪士が討ち入った日の日中は、吉良公が小笠原公を招いて茶会(茶事)を催していました。ですから、宗徧流にとって義士茶会は、吉良家と浅野家双方の霊をともらう茶会なのです。
それはさておき、長年鎌倉の家元邸で開催されて義士茶会は、数年前から地区持ち回りになりました。今年の担当は、信越地区で茶会は8日(日)に、新潟の北方文化博物館で開催されます。それに向けて新潟に移動しているのですが、6日(金)はなぜか郡山に。
その日は会津若松に宿泊。7日(土)午前中は、会津若松の鶴ヶ城にある茶室「麟閣」で開催される千少庵忌茶会にお邪魔しようという魂胆です。
会津若松は、初めての土地。何の下調べもなく、ホテル近くの居酒屋に夕食を兼ねて飲み行ったところ、これが大当たり。お母さん一人で切り盛りする店は、地元の呑助に愛されそうな佇まいであるが、旅行者にはありがたい飲み屋だ。テレビに流れる地元のニュースに対するおかみさんのコメントを肴に生ビールとハイボール。
ホテルに帰る道すがら、電柱を見上げると「野口英世青春通り」とある。その名のいわれは酔っ払いの目には字が細かすぎて理解できなかったが、野口英世博士と何らかの繋がりがある通りなのだろう。そういえば、来年は野口英世博士の百回忌。