今日は休肝日、もとい💦休館日です。明日は、小唄松峰派家元 松峰照師匠の稽古初めです。
小唄は概ね2、3分の小作ですが、その中に邦楽のエッセンスが嫌というほど詰め込まれいますので、邦楽の窓として最適だと思います。私が小唄を始めた頃は、誘われるというよりは無理矢理入門されられたいう感じですが、30年近く経った今では誘ってくれた先輩に感謝しています。
小唄は短いとは言え「唄」は「唄」。自分の声で一人で唄わなければなりません。唄は、家元の演奏をテープに吹き込んで ←古いですね😊 ICレコーダーに吹き込んで、聞き込んでから稽古に向かいます。最初は、師匠が一緒に唄ってくれますが、上達具合を見て徐々に師匠の声が小さくなり、やがてなくなります。これはある程度節を覚えたという証拠です。しかし、ここからが勝負。節を覚えた上に、細かな歌い方、感情の入り方などを加えて、やがて完成(師匠的にはまだまだなんでしょうが、一応人前で唄えるレベル)ということになります。
面白いもので、2、3分の短い作品ですが稽古のたびに新しい部分が見えて(聞こえて)きます。これは、小唄に限らず(和物の)稽古の特徴ではないでしょうか。
ともあれ、「唄」は「唄」。唄うのが苦手というか、プレッシャーがあるという方は、三味線の稽古から入られては如何でしょうか。
見学は随時受け付けています。お気軽にどうぞ。