第三回倶楽茶会、無事終了しました。

去る12月21日(日)獨楽庵風大寄せ茶会『第三回倶楽茶会』を催しました。当日は明け方雨が残りましたが、日中は気温も上がりまずまずの茶会日和でした。雨男としましては、無事終了できほっとしています。

第一回に続き、今回も数寄茶の小張あゆみ氏とのコラボ。小張師により獨楽庵がどのような表情を見せるのか。如何でしたでしょうか。私は、楓の間にて濃茶席を担当しました。全体的に義士茶会の趣向でのぞみ、12月であるのに花入は桂籠、四方釜は釣りました。桂籠は、討ち入りを遂げた赤穂浪士の行進にちなみ。その赤尾事件で期せずして重要な役割を果たすこととなった、山田宗徧にちなみ四方釜。四方釜は釣るのが鉄則。

派手な水壺は、明時代の七宝。宝尽くし。宝井其角、大高源吾の両国橋の邂逅にちなみ、「宝舟」ならぬ「宝尽くし」

これで、正月を迎えられます・・・(笑)

茶室について

今日は、予約もなくのんびりと資料作りに没頭しました。

獨楽庵には、太柱がアイコンの三畳台目の「獨楽庵」、同じく三畳台目の「船越」、四畳半台目の「白水亭」、八畳広間の「楓の間」とそれぞれに個性のある茶室があります。お茶の稽古を続けているとどうしても点前に集中してしまい、空間に意識が向かなくなってしまいがちです。

折角の題材があるのですから、獨楽庵では空間に対して意識を向けてもらおうと思い資料を用意しました。

12月の「第三回倶楽茶会」は、
【獨楽庵】三畳台目右勝手向切。
【楓の間】八畳広間
にお迎えします。それぞれの茶室の個性にもご留意ください。

第三回倶楽茶会
日時 12月21日(日)午前10時より
会場 桑都茶苑・獨楽庵
   〒192-0063 東京都八王子市元横山町1-14-9
会費 6,000円(濃茶、薄茶各一席)

詳細、お申し込みは専用ページより

今日の獨楽庵 | 2025年11月27日

怒涛の11月もあと僅か。能舞台を思い出しながら、懐石を用意して一人茶事。

11月は色々とありました。中でも嬉しいのは、「桑遊会」が立ち上がり、第一回を開催できた事。「桑心会」は、茶事の上達を目指す人達が集まり、経験を積みながら相互に学ぶ同好会です。世の中に茶事教室は多くありますが、経験を積むことができる場は、実はそんなに多くありません。「桑遊会」は初心者同士が主客を入れ替わりながら茶事の経験を積む場です。亭主の失敗も客の学びになる場です。

獨楽庵は茶事がお祝いなど非日常ではなく、茶人の日常になることを願っています。

桑遊会は4名のチームで一年間。12回の茶事を行います。毎回、亭主、半東、正客、詰客を交代で勤めます。新規参加希望の方が4名揃い次第、チームを発足して茶事を始めます。ご興味のある方は獨楽庵までお問い合わせください。

桑遊会専用ページ