今日の獨楽庵 – 2025年1月30日

明日の獨楽庵茶会に備えて準備です。明日は11時と15時、2組のお客様をお迎えします。茶事を一日に2回! と驚かれる方も少なくありません。しかし、昔はそれは普通のことだったのだと思います。「茶事はニトキ(4時間)を超えぬこと」という戒めがあります。これは、朝会が4時間を超えると正午の茶事に差し障り、正午の茶事が4時間を超えると夜咄に差し障るという意味と教わりました。つまり、一日茶事三回を念頭に置いているのです。

獨楽庵では、今のところ一亭のおもてなし(イマ風に言えばワンオペ)ですので、お客様には三名以下でお願いしています。また、懐石は質素です。これは、一人で365日、一日三席できないようなことは手を出さないという、自分に対する戒めでもあります。ですから、一客では申し訳ないと尻込みなさる方もいらっしゃいますが、どうぞお気になさらずに。一客一亭は、侘び茶の原点と心得ておりますので、むしろ大歓迎です。

今日の獨楽庵 – 2025年1月29日

今日の獨楽庵は、一客一亭です。客は気心の知れた茶友なので、点心は酒の肴寄り(笑)酒を酌み交わし、さらに茶室で喫茶しつつ数寄話に興じるのは茶人冥利に尽きます。

点前座は、大西浄清肩衝釜、大樋焼締水壺、唐津茶入、鷹司政通卿手造赤小服茶碗、小森松庵作茶杓。「最近、小さい道具が愛おしいんだよねえ」と意気投合。

今日の獨楽庵 – 2025年1月25日

今日は茶事形式の稽古をしました。日頃の獨楽庵茶会と同じく初座一汁三菜の侘び仕立ての懐石を作法を確認しながら。後座は亭主が長板一つ荘にて濃茶を。続いて、各人が平点前で薄茶を点てました。懐石に先立ち、炉の準備から炭組、種火入を指導。どのように炭に火がつくのか。お湯が沸くまでにどれだけの時間が掛かるのかを知るのは茶事の基本中の基本です。炭と湯の塩梅に大いに関わるから。

庭の梅の蕾がだいぶ大きくなりました。立春には咲き始めるかもしれません。獨楽庵の二月のイベントの頃には紅白咲揃うかもしれません。お楽しみに。

◼️ 獨楽庵風大寄せ茶会〜第一回倶楽茶会
 開催日 2月16日(火)午前10時より
 会場 獨楽庵 (薄茶)獨楽庵にて 無持菴・小張あゆみ氏
        (濃茶)楓の間にて 獨楽庵亭主・小坂宗優
 会費 6,000円
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◼️ 元五島美術館副館長・名児耶明先生講演会
 開催日 2月18日(火) 午前11時より
 演題 『書の伝来』
 会費 5,000円
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