春の特別茶会

獨楽庵で日常的に開催しております『獨楽庵茶会』は初対面の方と相席しないよう一席一組を原則としておりますが、会員の皆様から「一人で気軽に参加できるイベントを」「初対面の方との相伴が楽しい」という声を頂戴しています。

そのような声にお応えして、2月には「獨楽庵風大寄せ茶会〜第一回倶楽茶会」を開催いたしました。今回は、4月に開催を計画しております「第二回倶楽茶会」のお知らせです。

開催概要 *計画中につき、変更の可能性もございます。

開催日 4月9日から5月6日の複数日 *後日正式にご案内いたします。
時間  11時30分席入
内容  茶飯釜の茶事 *各日、6名様まで
会費  6,000円
申込  お一人からお申込いただけます。
    申し込みは、ホームページ、ファクスなどで

炉で炊かれるご飯を囲み、春のよき日を和やかに過ごしたいと思います。

詳しくは、正式案内をお待ちください。

うつろいの席

太柱がアイコンの獨楽庵は、うつろいの席です。まず、庭に向いた西側は障子三枚で閉じられていますので、陽の傾きで明るさが変わるのがはっきりとわかります。また、南側の窓では障子に映った木の影がなんともいえない風情を魅せます。

そして、床。太柱に目が入って気づきにくいのですが、点前座と床を仕切る壁に下地窓が設けられているのが、獨楽庵の特徴です。点前座の向板に燭台を置くと下地窓の影が床に映り、それが時間とともにうつろう様子を楽しむことができます。床前は正客の席と言われますが、まさに特等席だと思います。

炉の名残の

早いもので、もう3月。暖かい日が続いたかと思うと寒の戻り。まさに三寒四温を繰り返しながら春に近づいていることが実感できます。庭の梅も、遅れていた紅梅が見頃を迎えています。白梅は散り始めましたが、現在、紅白咲揃っています。この風情もあと1週間あるかどうか。

そうしているうちにも春は確実に近づいています。4月になれば、冬の間あれだけ恋しかった火を遠ざけたいと思う日もあることでしょう。その頃になれば、炉を閉じ風炉の設いになります。炉の季節はあと僅かです。獨楽庵では、広間と獨楽庵の五徳を外し釣釜にしました。

釣釜といえば、茶飯釜。今年は、炉の名残に茶飯釜をしてみようと考えています。友の会の会員様からは初対面の方と相席できる茶会もとの声を頂いています。茶飯釜を交えてそのような茶会も企画してみたいと思います。

詳細固まりましたら、ホームページやSNS、LINEでお知らせします。まだ、100%実現できるかは分かりませんが、前向きに進めたいと思います。