今日の獨楽庵 – 2024年12月21日

今日の獨楽庵は、3名のお客様をお迎えしました。午後3時席入でしたので、薄茶の頃には日も暮れていますので、変則ですが「夜咄」の趣向を取りいれてみました。

まずは、汲み出しには白湯ではなく甘酒を。一汁三菜の懐石ではなるべく温かいものをということで、向付には茶碗蒸しをお出ししました。御茶は太柱席(獨楽庵)で差し上げましたが、通常ですと濃茶は蝋燭の灯りだけ。薄茶になると電灯つけていましたが、今日は終始蝋燭の灯り。手燭を近づけての道具拝見は、なかなか風情のあるものです。

遅い時間の席入では、しばらくこの趣向でいこうと思います。暗さをご馳走に。

今日の獨楽庵 – 2024年12月19日

今年も余すところ2週間を切りました。今日は、小唄松峰派家元・松峰照師匠の稽古納めです。相弟子の稽古する『今年やなんだか』を聴きながら一足早く正月気分。こういう時間こそ、小唄の醍醐味。

”今年や何だか面白い しかも二日の初夢に 宝入船客7人
手を打ちや福がよる こいつアまた妙だ妙だ妙でんす
上には鶴が舞い遊び 下には亀が波の上 黄金の花が 咲いたかえ
咲きやした ええ見事じゃえ”

勝手なイメージですが、元旦のお屠蘇気分で寝入ったさきの初夢。目出度尽くしで良い年になりそうな予感満載(笑)来年こそ、こんな初夢を見たいものです。

今日の獨楽庵 – 2024年12月18日

今日は、今年最後の『桑心会(そうしんかい)』が12名のメンバーを集めて開催されました。『桑心会』は江戸時代の茶人の書状を題材に、くずし字を読み解く勉強会です。今回は、伊達政宗の書状を題材にしました。

『桑心会』は、月一回(概ね第三水曜日)に開催されています。11時から1時間程度の勉強会。終了後は、参加者全員で点心。続いて、獨楽庵の席にて薄茶を召し上がって頂いています。

令和6年の開催日は、
1月15日(水)、2月19日(水)、3月19日(水)、4月16日(水)、5月21日(水)、6月25日(水)、7月16日(水)8月20日(水)、9月17日(水)、10月15日(水)、11月19日(水)、12月17日(水) *基本第三水曜日。6月のみ第4水曜日。

また、元五島美術館副館長、学芸部長で、書文化研究の第一人者でいらっしゃる、那児耶 明先生による別会も企画中です。