「お茶」とは何か

獨楽庵は誰がどう見ても、「お茶」の場です。全てが「お茶」ために設えられていると言っても過言ではありません。ここで「お茶」と鉤括弧で括っているのには訳があります。お茶といっても緑茶、紅茶、烏龍茶といった飲むお茶のことを言っているのではなく、着物を着て、和室に正座して、小難しい話をしながら飲む。あの行為全般を指しているのです。

不思議なもので、その行為を言葉で表すと「茶道」であったり、「茶の湯」であったり。あるいは「茶」という言葉は使わず「数寄」と言ったりもします。同じものを見ていても、それぞれ違う見方をしているようです。おそらく、それら全てを包括しているのが「お茶」という言葉なのではないでしょうか。「お茶」をしています。と言うと、言った本人的には「茶道」であるかもしれませんし、「数寄」であるかもしれません。それでも、それを聞いたに相手は、「ああ、この人はお茶をしている人なんだな」ということが伝わります。

それではその時の「お茶」とはいったいどういう意味なのだろうか。ここを考えることが、「お茶」の魅力を発信するために不可欠ではないのかと思うのです。

桑美会

江戸時代の茶人の書状を読み解く勉強会『桑心会』で講師を勤めていただいている古美術商・藤本洋子さんによる古書画展です。江戸時代の書状を中心に、茶道具の展示会を行います。

日時
10月2日(水) 12時〜17時
10月3日(木) 10時〜17時
10月4日(金) 10時〜16時

会場 桑都茶寮『獨楽庵』 楓の間
   東京都八王子市元横山町1-14-9

観覧無料。予約も必要ありません。会期中、獨楽庵で呈茶席を設けます。

休館情報

台風10号による被害に備え、獨楽庵は9月2日まで休館します。ご利用予定の皆様にはご迷惑をおかけいたしますこと、謹んでお詫び申し上げます。

9月3日以降につきましては、台風の状況を踏まえ週明けにお知らせします。

休館延長

台風10号は熱帯低気圧になりましたが、以前として雨風の影響を残しております。その為、9月3日(火)も休館といたします。ご予約頂いてお客様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解お願い申し上げます。再開は9月8日(日)からの予定でございます。