江戸時代の茶人の書状を読み解く勉強会『桑心会』で講師を勤めていただいている古美術商・藤本洋子さんによる古書画展です。江戸時代の書状を中心に、茶道具の展示会を行います。
日時
10月2日(水) 12時〜17時
10月3日(木) 10時〜17時
10月4日(金) 10時〜16時
会場 桑都茶寮『獨楽庵』 楓の間
東京都八王子市元横山町1-14-9
観覧無料。予約も必要ありません。会期中、獨楽庵で呈茶席を設けます。
桑都・八王子に息づく茶の湯文化
江戸時代の茶人の書状を読み解く勉強会『桑心会』で講師を勤めていただいている古美術商・藤本洋子さんによる古書画展です。江戸時代の書状を中心に、茶道具の展示会を行います。
日時
10月2日(水) 12時〜17時
10月3日(木) 10時〜17時
10月4日(金) 10時〜16時
会場 桑都茶寮『獨楽庵』 楓の間
東京都八王子市元横山町1-14-9
観覧無料。予約も必要ありません。会期中、獨楽庵で呈茶席を設けます。
台風10号による被害に備え、獨楽庵は9月2日まで休館します。ご利用予定の皆様にはご迷惑をおかけいたしますこと、謹んでお詫び申し上げます。
9月3日以降につきましては、台風の状況を踏まえ週明けにお知らせします。
台風10号は熱帯低気圧になりましたが、以前として雨風の影響を残しております。その為、9月3日(火)も休館といたします。ご予約頂いてお客様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解お願い申し上げます。再開は9月8日(日)からの予定でございます。
九州を中心に被害を出し続けている台風10号の影響で、台風から距離のある八王子でも時々非常に激しい雨が降ります。先ほど、八王子市の一部にレベル4の警報(避難指示)が発出されました。
獨楽庵でも、万が一に備えビニールシートと土嚢で浸水対策をしています。そのため、本日は休館致します。
夏のとある日。「獨楽庵茶会」にみえたお客様をお見送りし、クーラーの効いた部屋で窓越しの庭を眺めながら、お客様にお出しした料理の残りでビール。お客様との対話、お客様の笑顔を思い出しながら。まさに亭主冥利。最高の贅沢。
毎年夏になると灰の手入れをします。一年間お世話になった灰を篩い、炭の燃えかすなどを取り除きます。その灰に水を加えて攪拌。しばらくすると灰は沈澱してタライの底に、上部にはアクが浮いてきます。これが灰の汚れです。これを丁寧に掬い取り、また水を加えて攪拌。この作業3、4回繰り返すと灰が沈殿すすると澄んだ水が残るようになります。
この状態で上澄を丁寧に掬い取り、タライの底に残った灰をスノコに敷いた新聞紙の上に伸ばしたのが写真の状態です。このまま天日に干すこと一昼夜。
灰が完全に乾いたら、その灰をタライに戻し、ほうじ茶を加えながらひたすら揉みます。30分くらい揉んでいると、いい感じに湿った灰ができあがります。気の遠くなる作業ですが、自分で手入れした灰で灰山を作るのは至高にの瞬間です。灰匙を介して伝わってくるその灰の感触を思い浮かべつつ作業を進めます。
この作業、流儀では土用の丑の日に行うのが良いとされています。つまり、一番暑い日。その心は?手の油が灰に移って灰がしっとりする。という説がありますが・・・
確かに灰をも揉んだ後は、コップが持てないほど手がスベスベ?になります。
獨楽庵では、炉が3基あるので、この画像の量を5回繰り返します。
11月までのスケジュールと茶会申し込みページを更新しました。
残暑厳しいおり、炉を開いた茶席は想像さえできません(したくない(汗))が、季節は確実に秋に向かっています。
11月は開炉の月です。その時になれば、「待ちに待った・・・」という気持ちになるのでしょう。皆様のお越しをお待ちしています。
8月は日中の酷暑を避け、夕方に席入りする「夕涼みの席」を数日開催しました。刻一刻と表情を変える庭を眺めながら一汁三菜の懐石。中入り頃には陽も沈み、濃茶の頃にはライトアップされた庭もおもてなしの一つに。
名残惜しいため、引き続き9月も開催することにいたしました。今の所、9月1日(日)、2日(月)、3日(火)、8日(日)、9日(月)、10日(火)、11日(水)、20日(金)、22日(祝)の開催を予定しています。
最新の日程、並びにお申し込みはホームページよりお願いします。
師匠からは、宗徧流先代家元・四方斎宗匠のお言葉として伝えられている。稽古を始めた頃は、「お茶会での点前の気持ちで、日常の稽古を」と理解していた。
今でもそれは変わらないが、今は「茶事、茶会」のあり方について考える契機になっている。見切り発車で始めた一汁三菜の(ミニ)茶事である「獨楽庵茶会」。一汁三菜としたのは、茶事の比重を後座に持っていきたかったこともあるが、単純に料理の腕がないからである。また、一組三名と限っているのは、貧乏世帯の獨楽庵故、常に半東がいるとは限らず、ならば一亭でおもてなしできる範囲というのが真相である。
かくして、少人数、一汁三菜という「獨楽庵茶会」がスタートした訳であるが、毎回失敗と反省はあるものの、過分な世辞に支えられしぶとく続いている。こうして、続けていると「晴れを常に・・・」という言葉が実に味わい深く思えてくる。獨楽庵を預かることになり最初に思ったことは「茶の湯の実態」を実現すること。つまり、獨楽庵では日常的に「茶の湯」が行われていること。そうであって初めて獨楽庵は、「茶の湯」の場として空気を醸すことができる。実態がなければ、ただの茶席、庭園である。そこに命を吹き込んでこそ意義があると思うのである。
茶事を日常に。つまり、一年365日、一日三回(朝会、正午、夜咄)茶事ができるのが理想である。逆に負担になって続かないような茶事はしない。生活に溶け込んでこその茶の湯であり、茶事と思う。「晴れを常に、常を晴れに」
現在、『獨楽庵友の会』会員様向けに「獨楽庵茶会」を開催しています。正会員様は無料、賛助会員様はお手持ちの茶券をご利用いただいています。いずれも、仲の良いお友達と連れ立っての御来庵を前提としておりました。
会員様より、かつての「楽の会」のような大寄せ茶会を期待する声をお聞きすることがあります。残念ながら、現在の獨楽庵には施設的に大寄せには適さない面がございます。とはいうものの、1人で気楽に参加し、相席した方々との触れ合いを楽しみにされている方がいらっしゃることは承知しております。
そこで、現在『「獨楽庵友の会」会員のつどい』といたしまして、大寄せならぬ「小寄せ」の茶会を企画しております。未だ詳細は流動的でありますが、
⭐︎ 濃茶、薄茶 各一席
⭐︎ 各席5名様まで、受付順に入席
⭐︎ 一日、6〜8席程度
⭐︎ 友の会会員限定(正会員、賛助会員) お連れ様一名まで
などを軸に検討しております。ご意見等お聞かせ頂ければ幸いでございます。
「茶事」と聞くと、なにやら敷居が高く、準備も大変そうなので自分にはとても・・・と尻込みしてしまう方が少なくありません。しかし、見方をかえれば「茶事」はホームパーティの定型のひとつと考えることもできます。
獨楽庵で行っている「獨楽庵茶会」は茶事のエッセンスだけを切り出した、いわば「ミニ茶事」です。懐石はシンプルに一汁三菜にとどめ、部屋を移動することで炭点前を省略し、続き薄茶でお茶を差し上げています。所要時間は3時間程度です。
獨楽庵を舞台に、思い切って茶事を催してみませんか。獨楽庵が全面的にお手伝いします。
懐石は、御亭主の手作りが一番喜ばれると思いますが、仕出しや購入した料理でも十分です。近代茶人の小林逸翁(小林一三、阪急東宝グループの創業者)は、どんぶりの茶事を推奨、実践していました。