雪の獨楽庵

今日は、お茶と全く無縁だった男性5名が集まって、一汁三菜の茶事形式の勉強会。雪見酒といけなかったところが残念でしたが、一亭でおもてなししました。雪景色の庭を眺めながらの懐石は印象深かったことと思います。これで、すこしでもお茶に興味を持ってもらえればいいのですが。

多摩地区は大雪の警報が出るとか。高速道路はすでに全面的に通行止めになっています。前回の2013年1月の大雪は、茶道宗徧流山田家初釜の最終日。電車に乗る先生方を鎌倉駅までピストン輸送し、大先生を杉並までお送りして深夜に帰宅。それでも高速は通行できていたと記憶しています。今回は早々と通行止め。天気の予想確度も上がっていますから、本当に大雪になるかもしれません。

呑気なことを言っている場合ではないかもしれませんが、明日も雪見酒はできそうです。

節分

早いもので今日は節分。暦の上では明日から春です。

獨楽庵も節分の装いでお客様をお待ちしています。写真では見にくいですが、香合は「天狗」です。八王子と言えば「高尾山」。高尾山といえば「天狗」。

2月の「桑都体験茶会(無料)」は7、8、9、10日と29日、3月1日、3日に開催します。一席一組、三名様までのパーソナルな茶席です。初対面の方と相席することはありませんので、作法など気にせず気楽にお茶を楽しんでください。お菓子と薄茶一服差し上げます。

「獨楽庵茶会(有料)」は、15、16、17、18日と23、24、25日に開催します。こちらは、茶道の嗜みがあるとより楽しめる茶会です。一献に続き、濃茶と薄茶を差し上げます。

茶会については、[ホームページ]→[獨楽庵の茶会]をご覧ください。お申し込みはホームページからお願いします。

梅が咲きました

庭の梅が咲きました。今週は立春です。

2月の獨楽庵は、
【新春茶会】2月1、2、3、4、5日
【桑都体験茶会】2月7、8、9、10日
【同好会・桑心会】2月21日
【新春茶会】2月23、24、25日
【桑都体験茶会】2月29日、3月1、2、3日

と、イベント盛りだくさんです。

茶会の合間を縫って、14、15日は市内の小学校で出張茶道教室を行います(アウトリーチ)。

今月も多くの皆様にお目にかかれますよう。

同好会第一弾

獨楽庵では、獨楽庵に集う皆様の知的好奇心を刺激し、共有できる『同好会』を順次発足させてまいります。

第一弾は、『桑心会(そうしんかい)』 江戸時代の茶人の手紙を題材に古文書を読み解く会です。茶人の手紙からは当時の人間関係や風習が垣間見れ、茶席でのお話に役立つだけでなく、一般教養としても大変興味深いものがあります。

ホームページに専用ページ「文化講座・同好会」を開設しました。詳しい情報、お申し込みは当ページからお願いいたします。

その他、各界の第一人者をお招きして定期的な講座も開講してまいります。決定しだいホームページ等でお知らせします。奮ってご参加ください。

獨楽庵の茶会

獨楽庵では現在2つの茶会を開催しています。

【桑都体験茶会】
これまで茶の湯に縁のなかった方々、茶道初心者向けの気楽な茶会です。一席一組。三名様までのパーソナルな茶会ですから、作法や服装に気兼ねすることなく茶の湯を楽しむことができます。一般社団法人獨楽庵の公益事業の一環として開催していますので、より多くの方に茶の湯の楽しさを体験して頂くことが目的ですので、無料でお招きしています。お菓子に続き、亭主の点前にて薄茶を一服差し上げます。

【獨楽庵茶会】
獨楽庵の活動を支援していただいている「友の会」会員の皆様向けの茶会です。「体験茶会」とは異なり、ある程度茶の湯の作法を学ばれている方が楽しめる内容になっています。素飯と一献に続き濃茶と薄茶を差し上げます。お招きする茶室を変えたり、流れを変えたりすることで毎回楽しんでいただけるように努めます。
友の会会員は無料でご参加頂けます。会員以外は有料です。会員のお連れ様は3,000円、非会員は5,000円を頂戴いたします。

開催日は、ホームページ>獨楽庵の茶会 でご確認ください。お申し込みもホームページからお願いいたします。

二月の行事予定

二月のカレンダーを更新しました。

二月は、毎月開催している「桑都体験茶会」と並行して、友の会会員様限定の「新春茶会」も開催しています。

どなたでも参加できる「桑都体験茶会」は2月7、8、9、10日に開催します。
会員限定の「新春茶会」は、2月1、2、3、4、5日と16、17、23、24、25日に開催します。

「桑都体験茶会」は、一日4席、一席一組限定、三名様まで。初対面の方と茶席で相席することはありません。服装や作法に気兼ねせず気楽に茶の湯を楽しむことができます。
「新春茶会」は、少し改まった茶席です。一日2席、一席一組(三名様まで)。一献に続いて、獨楽庵(三畳台目席)にて濃茶、薄茶を差し上げます。

どちらもお申し込みは dokurakuan.com からお願いします。

初雪

昨日、八王子には初雪が降りました。例年より10日遅いそうです。一時期激しく降りましたが、夕方には止み、道にも雪は残りませんでした。

能登半島地震、被災地では連日雪が降り寒さも厳しくなっているようです。ご無事をお祈りいたします。

獨楽庵では、金沢、能登道具を取り入れて被災された皆様の健康と一日も早い復興をお祈りしています。

謹賀新年

令和6年が始まりました。みなさま良い新年を迎えられましたことと存じます。

桑都茶寮「獨楽庵」は、元旦からお客様をお迎えしました。超多忙なお客様、ゆっくりできるのは正月しかないとのことで、本日お迎えすることができました。

今年は、茶寮獨楽庵の支柱である三畳台目席「獨楽庵」を機会を見て使っていこうと思っています。この「獨楽庵」、右勝手(逆勝手)であることから慣れが必要です。それでいつまでも遠ざけていては価値がありませんので、思い切って使うことにします。まだ、ぎこちない点前ですが、早晩スムーズにできることでしょう。

正月は、従来からの体験茶会を継続します。加えて、友の会会員様向けの「新春茶会」を開催します。本格的な茶事とはいきませんが、一献に続いて、濃茶と薄茶を召し上がっていただきます。準備ができれば、濃茶は獨楽庵で、薄茶は広間でと趣向を変えておもてなししたいと考えています。友の会会員様には、近々ご案内をお送りします。奮ってご参加ください。お待ちしています。

令和6年も、体験茶会を継続しながら、茶の湯の楽しさを広めていきたいと考えています。加えて、小中学校の体験授業の受け入れ、学校茶道部のお手伝いも実現したいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お客様

街はクリスマス。ひとりのんびりと歳暮のお客様をお迎えする準備をしています。

すると、庭に小さなお客様。狸?かと思ったら、丸々と太った猫でした。

露地の作法〜その2

茶室に限らず、日本家屋には引き戸(左右に開く戸)があります。

茶会では、まず相客が集合する部屋=寄付きに通されます。日本家屋でしたらほとんどの場合入り口は引き戸でしょう。寄り付きから露地に出て、腰掛けに至るまでに中潜り呼ばれる小さな出入り口がある場合があります。ここも引き戸です。さらに、茶室に入る際に極小の入り口から身を屈めて入ることもあります。この入口を「潜り(くぐり)」あるいは「にじり口」と呼びます。ここも引き戸です。

引き戸には一つのルールがあります。もし、引き戸が指一本強開いていたら、それは「どうぞお入りください」というサインです。もし開いていなければ、開くまで待たなければなりません。この引き戸が僅かに開けられている状態を「手掛かり」と呼びます。

水屋でお客様が席入する気配を待っていても、いつまで立っても気配がない・・・こういう時は、ほとんどの場合、亭主側の粗相で引き戸の手掛かりを忘れていたことが原因なのですが(苦笑)