初風炉の獨楽庵

「朝晩は冷え込み・・・」などど言っているうちに、一気に春を飛び越え初夏の陽気の東京八王子です。

獨楽庵では、ゴールデンウイークいっぱいで炉を閉じ、夏の設にかわります。そのため暫くお茶会はお休みしますが、5月20日(月)より再開します。爽やかな風に吹かれての初風炉にいらっしゃいませんか。

5月、6月は以下の日に空きがございます。
【5月】21日(火)、29日(水)、30日(木)、31日(金)
【6月】 1日(土)、21日(金)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)

お申し込みはこちらからどうぞ。

粽(ちまき)

5月5日は楚の詩人であり政治家でもある屈原の命日(紀元前278年5月5日)。
秦の諜略に踊らされる楚の懐王を諌めるものの聞き入れられず、滅び行く愛する祖国・楚を儚み汨羅江に入水し自ら命を絶ったといいます。屈原を愛した楚の人々は屈原の亡骸が魚に食べられないよう、米や卵、さらには魚を酔わすために酒を投げ込んだといいます。後に米は葉に包まれ蒸されたものに変化しました。これがチマキの起源です。
花入は宗徧流10世家元四方斎宗匠手造りのちまき花入。

ゴールデンウィークの獨楽庵

新緑と苔が生き生きとしたグラデーションを見せる中、紅葉の葉が絶妙なインパクトを加えています。

春から初夏の獨楽庵。そろそろ釣り釜もしまい、ゴールデンウィーク明けには初風炉を迎えます。昨年のこの時期、とりあえずのプレオープンをアナウンスして以来、手探りでこの茶境を活かす方法を考えてきました。現時点では、茶の湯未経験者、初心者向けの「桑都体験茶会」と獨楽庵友の会の会員様向けの「獨楽庵茶会」の二本立てで進めています。

「桑都体験茶会」ではお菓子に続いて薄茶を一服差し上げています。一席一組限定ですので、初対面の方と相席することもありませんので、服装や作法に気兼ねすることなく一服を楽しむことができます。「獨楽庵茶会」では、昼時であれば一汁三菜で一献を差し上げた後、濃茶と薄茶を差し上げています。飯後でしたら、菓子を中心に一献差し上げています。

お茶会の詳細、お申し込みはホームページからお願いします。