神奈川県慰霊堂 慰霊茶会

10月19日(日)横浜市港南区にある神奈川県戦没者で行われた「慰霊茶会」。私は神奈川県人ではありませんが、第一席の席主を勤めました。前週の東京茶道会に続き2週続いての席持ちでした。

慰霊茶会では、各流儀の代表が献茶を奉納していますが、宗徧流は鎌倉に宗家があると言うtこともあり家元が献茶をなさっています。今回は、次世代に思いをつなぐということで、家元三女の宗紗様が献茶をなさいました。今回の献茶は、人生で初めての献茶ということでした。記念すべき献茶に同席することができ門人冥利でした。私の第一席は献茶会場をそのまま使う席でした。茶室ではない場所での茶席の構築はしばらくしていなかったので、最初はペースが掴めませんでしたが、同門の助けもあってなんとか乗り切ることができました。

最後の一石は、お客様も少なかったので水屋も席入りしてもらい、私が点前をいたしました。獨楽庵では日常的にお話しながら点前をしておりますが、この日はどうも勝手が違いました。気が散ると点前も乱れますね。反省。

これで外部でのお茶会は一区切り。今後は、獨楽庵の茶会、茶事に集中します。まずは、11月9日(日)の月釜。11月16日には、茶事同好会「桑遊会」の記念すべき第一回。12月13日(土)には今年最後の月釜。12月21日には獨楽庵風大寄せ茶会「第三回倶楽茶会」を開催します。私は、八畳広間(楓の間)で濃茶席を担当します。12月の宗徧流らしい席にできればと思っております。ぜひ、お出ましくださいませ。

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今日の獨楽庵|2025年10月17日

久しぶりにお客様のない獨楽庵。今日は、19日(日)の茶会の準備をしつつ、開炉の準備を進めます。今秋からは、三畳台目右勝手の「獨楽庵」、三畳台目中柱の「船越」に加え、四畳半台目の「白水亭」も使用する予定です。一つの広間と三つの小間を使い分けて変化を演出できればと考えております。

11月の獨楽庵茶会は、開炉ですので多少はお祝いの趣向を取り入れたいと思います。12月になると宗徧流は「赤穂浪士討ち入り」です。僅かですが、討ち入りの趣向でお迎えしたいと思います。山田宗編と討ち入りのお話はお席にて。

今日の獨楽庵|2025年10月15日

今日は、江戸時代の茶人の書状を題材に、古文書を読み解く勉強会「桑心会」でした。題材は、江戸後期の絵師、俳人 酒井抱一。若い頃の放蕩の末に、芸術の才能を発揮し己の世界を築き上げる。遊び人の憧れです(笑)

今日も、12名のメンバーが集まり熱心に古文書の解読に挑みました。その後は、関連する話題を楽しみながら点心。さらに、呈茶。今日の道具組は、先日の東京茶道会の「跡見」の趣向で。床の、陶淵明は抱一とは真逆のパーソナリティなれど、文人の憧れという点では等しく。

桑心会は、原則毎月第三水曜日に開催しています。どなたでも参加できます。一回完結ですので、ご自分のペースで参加頂けます。次回は、11月19日(水)です。

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