第4回 倶楽茶会

昨年12月に開催された第3回 倶楽茶会には多くの皆様にお集まりいただき、心より御礼申し上げます。

早速でありますが、第4回 倶楽茶会の開催のご案内です。第4回は昨年2月の第2回と同じく『茶飯釜』の茶事を行います。茶飯釜は、元々は約束なしにお客様が突然お見えになった時に、有り合わせの菜を見繕い、せめてご飯だけは炊き立てをと、炉に吊った釜でご飯を炊いたのが始まりと言われています。今日では、侘び茶ならではの茶事として春先の季節の歳時記となっています。

ご飯が炊ける時の香、おこげができる時の香ばしい香は、日本人であれば誰しもが幸せを感じる瞬間だと思います。炉を囲み、ご飯が炊けるのを待ちながらの一座建立は格別なものがあります。ベテランも、茶飯釜は未経験といった方も、この機会に是非茶飯釜を堪能ください。

日時 3月26日(木)、27日(金)、28日(土)、29日(日)
   4月1日(水)、2日(木)、3日(金)、4日(土)

会場 桑都茶苑・獨楽庵
   東京都八王子市元横山町1-14-9

会費 6,000円

お問い合わせ、お申し込みは第4回倶楽茶会特設ページからお願いします。

第4回倶楽茶会の開催に合わせて、獨楽庵のカレンダーを更新いたしました。

今日の獨楽庵|2026年1月18日

今日の獨楽庵は、お客様もなく静かな一日でした。この週末は春を思わせる陽気でしたが、今週は冬に逆戻りのようです。寒さばかりを考えていましたが、庭はひと足さきに春の気配。芽吹いているわけではありませんが、極寒期の凍るような色彩ではなく、なんとなく淡いトーン。

去年は4月に行った茶飯釜。今年は3月にしようと思っています。

茶道宗徧流 山田家初釜

1月16日(金)、鎌倉浄明寺・茶道宗徧流宗家の初釜にお呼ばれでした。私は、初日の第一席で正客を仰せつかりました。つまり、お家元が今年初めてお点てになった濃茶を、最初に頂く栄に浴したわけです。

家元が還暦を迎えられる本年、床はご自身の筆になる「力囲希咄(りきいきとつ)」。茶席では、家元より「あなたにとっての力囲希咄とは?」という問いが投げかけられました。私にとって力囲希咄とは宗徧流そのものです。この四字(本当は、三字)から、宗徧流初代・山田宗徧は力囲斎を名乗り、師匠の宗旦は咄咄斎を名乗りました。力囲希咄はいうまでもなく、利休の遺偈の一部です。このことは、宗旦・宗徧の師弟は、利休の侘びを正く受け継いでいることを示しています。同時に、宗旦・宗徧の師弟は、力囲希咄から自らの斎号を選びました。そこには師弟の強い絆が感じられます。

ちなみに、「希」をとって、八世宗有宗匠は希斎と名乗られました。また、宗徧流家元は若い時には、宗カ。若宗匠になると宗囲、そして襲名されて宗徧と名乗ります。これも、力囲希咄に由来しています。

(注意)写真は、初釜で掛けられた幽々斎宗匠の筆ではなく、大徳寺・翠巌和尚の「力囲」です。