初雪

八王子は昨年は2月5日に雪が降りました。今年は、2月2日。市内の各地で節分会が催されますが、雪の予報です。画像は、昨年2月5日の写真です。よく見ると白梅が咲いています。今年はいつ咲くのでしょうか。蕾はかなりおきくなっています。

2月2日の雪がそうなのかどうかは分かりませんが、『初雪』という有名な小唄があります。

「初雪にふりこめられて向島 二人が仲に置き炬燵 酒の機嫌の爪弾きは 好いた同士のさし向かい 嘘が浮世か浮世が実か 誠くらべの胸と胸」

何かの用事で隅田川を渡って向島に行ったところで雪に降られたようです。それは、どうやら偶然を装った逢瀬だったようです。「向島に行ったらさあ、雪に降られちゃって参ったよ」なんて家人には言い訳するのでしょうか。ともかく、四畳半に潜り込んで炬燵を挟んでさしつさされつ。いい調子になったところで女が三味線を弾き、小唄を唄っているようです。小唄だと分かるのは、「爪弾き」と言っているからです。こんな時の男と女の会話は、冗談なのか、真面目で言っているのか。どちらでもあって、どちらでもない。互いの胸のうちを探りつつ。そんな感じでしょう。

雪の便りを聞くと、唄いたくなる小唄です。

獨楽庵亭主は、小唄を嗜んでおります(小唄松峰派・松峰照正、準師範)。
小唄のことは、『亭主のひとりごと』でつぶやいております。

今日の獨楽庵 – 2025年1月30日

明日の獨楽庵茶会に備えて準備です。明日は11時と15時、2組のお客様をお迎えします。茶事を一日に2回! と驚かれる方も少なくありません。しかし、昔はそれは普通のことだったのだと思います。「茶事はニトキ(4時間)を超えぬこと」という戒めがあります。これは、朝会が4時間を超えると正午の茶事に差し障り、正午の茶事が4時間を超えると夜咄に差し障るという意味と教わりました。つまり、一日茶事三回を念頭に置いているのです。

獨楽庵では、今のところ一亭のおもてなし(イマ風に言えばワンオペ)ですので、お客様には三名以下でお願いしています。また、懐石は質素です。これは、一人で365日、一日三席できないようなことは手を出さないという、自分に対する戒めでもあります。ですから、一客では申し訳ないと尻込みなさる方もいらっしゃいますが、どうぞお気になさらずに。一客一亭は、侘び茶の原点と心得ておりますので、むしろ大歓迎です。

今日の獨楽庵 – 2025年1月29日

今日の獨楽庵は、一客一亭です。客は気心の知れた茶友なので、点心は酒の肴寄り(笑)酒を酌み交わし、さらに茶室で喫茶しつつ数寄話に興じるのは茶人冥利に尽きます。

点前座は、大西浄清肩衝釜、大樋焼締水壺、唐津茶入、鷹司政通卿手造赤小服茶碗、小森松庵作茶杓。「最近、小さい道具が愛おしいんだよねえ」と意気投合。