今日の獨楽庵|2025年7月16日

今日は桑心会の7月定例会でした。12名が集い、小堀遠州公の書状を題材に、くずし字の読み下しに挑みました。終了後は、皆で点心を食べて、広間で薄茶一服。七月七日に、近衛家から禁中に花扇が贈られるという風習を描いた軸を掛けましたが、席中は勉強会の延長で画に添えられている歌の解読でもちきりでした(笑)

「桑心会(そうしんかい)」は、江戸時代の茶人による書状を題材に、くずし字を読み解く勉強会です。毎月第3水曜日に開催しています。どなたでも参加できます。また、一回完結ですので、ご自身の予定にあわせて参加することができます。

【桑心会】開催要項
開催日 毎月第3水曜日
時間 11時より勉強会(1時間程度)、その後点心、呈茶
会費 5,000円

★次回は、8月20日(水)開催です。

お申し込みは、こちらからお願いします。

今日の獨楽庵|2025年7月14日

今日は台風5号の影響で、雨模様ですか過ごしやすい一日です。風炉から灰を上げて篩にかけ、湿し灰の準備をしました。

来週は、獨楽庵のすべての灰の手入れをする予定です。灰を篩にかけ、水洗いし天日干しした灰をほうじ茶を足しながら素手でひたすら揉みます。この作業、風炉はもちろん美しい炉中を作るために不可欠です。灰を水洗いすると、沢山のあくが浮いてくるのですが、それは一年間お世話になった証拠です。

この作業、土用の熱い日にするのがよろしいと言われています。宗徧流の宗家でも土用の丑の日前後に灰の手入れが行われます。来週の前半は35度超えの猛暑日のようです。灰の手入れには最適です。なぜ、真夏の暑い日に炎天下で行うのか。水洗いした灰がよく乾くから・・・でしょうか。一説には、手ひらの油を灰に移すと灰がしっとりする・・・という説もあります。どうりで、灰を揉んだ後の手は油気がなくカサカサになっています(笑)

今年も熱中症に気をつけながら、黙々と作業を続けることになるでしょう。

カレンダー更新

7〜9月のカレンダーを更新するとともに、10月のカレンダーを公開しました。
ホームページ www.dokurakuan.com/calender でご確認ください。

秋はお茶会シーズン、亭主も流儀の献茶式・茶会、茶友のお茶会の手伝いなどに参加のため休館が増えております。悪しからず、ご了承くださいませ。

また、10月19日(日)には、神奈川県戦没者慰霊堂おきまして戦没者慰霊茶会の席主を勤めます。お近くにお出ましのことがございましたら、お立ち寄りくださいませ。

日時 令和7年10月19日(日)
   《献茶》茶道宗徧流十一世家元・山田宗徧宗匠ご奉仕
   《茶会》第一席 小坂宗優(宗徧流)薄茶
       第二席 上原翠亀氏(煎茶・東阿部流)立礼
       第三席 中山宗敏氏(裏千家流)薄茶

茶券 4,000円

茶券ご希望の方は、獨楽庵までお申し出ください。献茶式の受付も獨楽庵にて取りまとめいたします(先着30名)。