第二回 倶楽茶会(茶飯釜)特設ページ

第二回倶楽茶会の特設ページをアップしました。

4月の倶楽茶会は、「茶飯釜」をメインに据えた茶事です。
『倶楽茶会』は、獨楽庵に集う会員、準会員(会員のお友達)、獨楽庵にご支援くださる皆様の交流を念頭においた茶会です。お一人でも、お友達を誘っても参加可能です。

「茶飯釜」とは、ひとつの釜で懐石のご飯を炊き、湯を沸かして茶を喫する茶事の一形態です。麗かな春の日、炉に揺れる釜で炊かれるご飯の妙味をお楽しみください。茶会のながれは概ね次のとおりです。
①席入、炭点前 ②茶飯釜 ③懐石 ④中立、後座入り ⑤濃茶、薄茶
概ね2時間半から3時間で終了します。

ベテランの茶道家はもちろん、初心者・未経験者でも十分楽しんでいただけると思います。ご馳走は、なんといっても目の前で炊けるご飯です。お茶には、こういう楽しみ方もあるんだということにお気づき頂けるとおもいます。

開催要項
日時 4月11日(金)、12日(土)、13日(日)
   4月18日(金)、19日(土)、20日(日)
   4月25日(金)、26日(土)、27日(日)
   4月28日(月)、29日(祝)、30日(火)
   各日とも、11時30分より
会場 獨楽庵 東京都八王子市元横山町1-14-9
定員 各席とも最大5名(お一人でも開催します)
会費 6,000円

詳細、お申し込みはこちらからお願いします。

あわせて、4月から8月のカレンダーを更新しました。

茶飯釜

「茶飯釜(さはんがま)」とは、一つの釜でご飯と炊き、茶を点てること。通常の茶事では、最初の膳に向付、汁とともに蓋付きの飯碗に盛られた白米が乗せられる。汁ととともに、白米を食することから懐石が始まる。懐石にご飯は欠くべからざるものなのである。

茶飯釜は、その白米をお客様の面前で炊いてしまおうという趣向である。茶事では入席時刻はあらかじめ客に知らさせているので、その時刻に合わせてご飯を炊くことができる。そうすべきである。であるから、客の面前で飯を炊かなければならないのは不時の客(予定外に訪ねてきた客)であるか、何らかの理由で十分な懐石が用意できないケースである。それ故、茶事の招待に「茶飯釜でおもてなし致します」などど書いてはならないと教わった記憶がある。

一方、一つの釜でご飯も炊き、茶も点てるのは手元不如意の侘び人ならではであり、その意味で「茶飯釜」を究極の侘び茶と称えるむきもある。加えて、茶飯釜には普段と異なる準備が要求されるのも事実である。なにしろ、客の面前で飯を炊くのであるから。この二つが相まって、「茶飯釜」を神聖化する空気がある。曰く、究極のおもてなしである、と。この説には異を唱えたいが、それば別の機会に譲るとして、そう難しく考えない方がいいのでは?という提案である。春まだ浅き四月。冬の間大いにお世話になった炉に惜別の思いをこめ、「茶飯釜」で和気藹々と茶を楽しんではどうだろうか。大抵の不手際は飯が炊ける時のなんとも言えない香と音で忘れられてしまうことだろう(などど、期待してはいけないのだが)。

春の特別茶会

獨楽庵で日常的に開催しております『獨楽庵茶会』は初対面の方と相席しないよう一席一組を原則としておりますが、会員の皆様から「一人で気軽に参加できるイベントを」「初対面の方との相伴が楽しい」という声を頂戴しています。

そのような声にお応えして、2月には「獨楽庵風大寄せ茶会〜第一回倶楽茶会」を開催いたしました。今回は、4月に開催を計画しております「第二回倶楽茶会」のお知らせです。

開催概要 *計画中につき、変更の可能性もございます。

開催日 4月9日から5月6日の複数日 *後日正式にご案内いたします。
時間  11時30分席入
内容  茶飯釜の茶事 *各日、6名様まで
会費  6,000円
申込  お一人からお申込いただけます。
    申し込みは、ホームページ、ファクスなどで

炉で炊かれるご飯を囲み、春のよき日を和やかに過ごしたいと思います。

詳しくは、正式案内をお待ちください。