太柱がアイコンの獨楽庵は、うつろいの席です。まず、庭に向いた西側は障子三枚で閉じられていますので、陽の傾きで明るさが変わるのがはっきりとわかります。また、南側の窓では障子に映った木の影がなんともいえない風情を魅せます。
そして、床。太柱に目が入って気づきにくいのですが、点前座と床を仕切る壁に下地窓が設けられているのが、獨楽庵の特徴です。点前座の向板に燭台を置くと下地窓の影が床に映り、それが時間とともにうつろう様子を楽しむことができます。床前は正客の席と言われますが、まさに特等席だと思います。
太柱がアイコンの獨楽庵は、うつろいの席です。まず、庭に向いた西側は障子三枚で閉じられていますので、陽の傾きで明るさが変わるのがはっきりとわかります。また、南側の窓では障子に映った木の影がなんともいえない風情を魅せます。
そして、床。太柱に目が入って気づきにくいのですが、点前座と床を仕切る壁に下地窓が設けられているのが、獨楽庵の特徴です。点前座の向板に燭台を置くと下地窓の影が床に映り、それが時間とともにうつろう様子を楽しむことができます。床前は正客の席と言われますが、まさに特等席だと思います。