今日の獨楽庵 – 2024年12月2日

今日は師走になって初めてのお客様を獨楽庵(太柱席)にお迎えしました。炉になってから初めてのお客様ですから獨楽庵にとって「炉開き」というべきでしょうか。

三名のお客様は毎月お出ましくださる「常連」です。毎度同じ料理と道具ですが、楽しみに来庵くださります。以前、茶会の一献席でお家元が仰った「茶事の魅力は道具じゃない」というお言葉が分かりかけてきた気がします。

懐石は、イカ昆布締め、蓮根饅頭の煮物、鰆の幽庵焼き、汁は焼き豆腐と湯葉。菓子は、いつもの旭苑で「柚」。
後座は、床 白玉椿を幽々斎宗匠作の尺八、銘「堕落天使」に。釜は肩衝、葵紋。炉縁。水壺は唐津。主茶碗は鈴木五郎造りの志野。濃茶は「雲鶴」、薄茶は「宮の白」、どちらも宇治丸久小山園詰。

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