今日の獨楽庵 – 2024年12月16日

今日は正会員様とお連れ様2名。三名のお客様をお迎えしました。

寄付には、大石内蔵助の達磨(NHKの頒布品、印刷です)。初座の床には宗徧流八世・宗有宗匠による流祖像。わざわざ「外学宗有謄」と書いていますので、本歌がありそれを写されたものでしょう。義士茶会の名残で、赤穂浪士討入に深く関わった流祖・山田宗徧像を掛けましたが、そこから話は脱線の連続。

山田宗徧は、『茶道要録』、『茶道便蒙抄』という二冊の本を書き残しています。今でいえば、茶道テキストです。しかし、今日のテキストが点前の順序に重きを置いているのに対して、宗徧の著作は、そに裏側にある精神を説いているように思えます。その一つは、「合理性」。宗徧は「理」のないことは徹底的に排除しているように思えます。

今日、床に掛けた山田宗徧像。柔和なお顔をなされていますが、著作を読んだ後では、そんなはずはない!と思わずにはいられないのです。

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