今日の獨楽庵は、3名のお客様をお迎えしました。午後3時席入でしたので、薄茶の頃には日も暮れていますので、変則ですが「夜咄」の趣向を取りいれてみました。
まずは、汲み出しには白湯ではなく甘酒を。一汁三菜の懐石ではなるべく温かいものをということで、向付には茶碗蒸しをお出ししました。御茶は太柱席(獨楽庵)で差し上げましたが、通常ですと濃茶は蝋燭の灯りだけ。薄茶になると電灯つけていましたが、今日は終始蝋燭の灯り。手燭を近づけての道具拝見は、なかなか風情のあるものです。
遅い時間の席入では、しばらくこの趣向でいこうと思います。暗さをご馳走に。