楓の間(広間)と船越席(三畳台目席)の準備が整い、3組のお客様をおもてなししました。午後からの席は、灯りを落とした小間席に風情があります。
小間席に掛けたのは大徳寺翠巌和尚の「力囲」(国構えに力)。利休の遺偈「人生七十 力囲希咄 吾這寶剱 祖仏共殺」からです。「力囲希咄」は現代語に訳すに訳せない言葉。「エイヤー」という勢だという説もあります。この「力囲希咄」の力囲をとって山田宗徧は力囲斎を名乗り、師匠の千宗旦は咄々斎を名乗ります。「力囲」は宗徧流にとって最も重要な言葉の一つなのです。
「霜月体験茶会」前半は、明日10日まで。後半は、23〜26日に開催します。24日は午前午後4席、25日は午後に空きがあります。
ご予約はホームページ、「メニュー」→「お茶会申し込み」からお願いします。