新しい同好会をはじめます

茶事を自在に催せる『独り立ちした』茶人を目指すもの同士が、楽しみながら茶事の経験を積む同好会『桑遊会(そうゆうかい)』のメンバーの募集を始めました。

月一回、メンバー間で「亭主」「半東」「正客」「詰客」を輪番で担当しながら茶事に親しんで行きます。4名のメンバーで12ヶ月。個々のメンバーは、一年間で各役割を3回ずつ経験することを目論んでいます。

懐石道具、茶道具などは獨楽庵の常什を使用しますので、手ぶらで(亭主だけは懐石の準備があります)参加することができます。亭主役は懐石の準備から、当日の朝から露地、蹲を整え、迎付け、懐石の給仕、濃茶・薄茶の点前までこなして頂きます。半東は全てにわたって亭主のサポートをします。正・詰客は席入の作法だけでなく主客の心に残る対話を心がけ一座建立を目指しましょう。

詳しくは専用ページをご覧ください。note.comにも関連の情報を掲載しています。

カレンダー更新

12月のカレンダーを公開し、あわせて9月から11月のカレンダーを更新しました。

10月は、お茶会シーズンであります上に、亭主の小坂宗優が席主を勤める茶会も2つあり、スケジュールがタイトになり、ご迷惑をおかけいたしますこと心よりお詫び申し上げます。

残暑厳しきおり、獨楽庵茶会は、小間の使用は避けて空調の効いた広間(楓の間)で開催しております。最高気温が20度を下回るようになれば、小間の利用を再開する計画です。しばらくは、涼しい楓の間での茶事をお楽しみください、

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今日の獨楽庵|2025年8月20日

今日は、江戸時代 茶人の書状を題材に古文書を読み解く勉強会『桑心会(そうしんかい)』でした。今日の在在は、玄白宗旦。宗旦の周囲には医学に詳しい人物が多く、宗旦の書状には病気に関する話題が多いらしい。

勉強会の後は、参加者全員で点心。その後は獨楽庵亭主点前にて薄茶を一服召し上がって頂いていますが、今日は亭主が不覚にも怪我のため急遽立礼にて。
茶道宗徧流当代家元 幽々斎宗匠考案の立礼棚はその名も「力囲棚(りきいだな)」。「力囲」は利休の遺偈にして、宗徧流流祖・山田宗徧の斎号。

茶杓は力囲斎宗徧作 銘「入口」。水壺は、山田宗徧三回忌の記念。寛永4年生まれの山田宗徧の干支にちなんで、仰木露堂筆の卯餅つきの絵、蓋置に三閑人ならぬ三つ卯。

桑心会は、毎月第三者水曜日に開催しています。
11時開始。1時間程度の勉強会の後、点心、獨楽庵亭主点前にて呈茶。
一回完結ですので、どなたも都合に合わせて参加することができます。
次回は9月17日(水)です。

詳しくは桑心会専用ページをご覧ください。