獨楽庵茶会のお申し込みについて

獨楽庵茶会のお申し込み方法を変更いたしました。

(1) 午前の会は、従来11:00席入でしたが、11月より11:00〜12:00の中間で選び頂けるようにいたしました。

(2) 午後の会は、先日変更いたし、15:00〜17:00の間でお選び頂けます。

(3) 11月より非会員のご参加は、10,000円頂戴いたします。友の会正会員のお連れ様は従来通り3,000円頂戴いたします。賛助会員のお連れ様は、お手元の茶券をご利用くださいませ。

茶会申し込みフォーム

炉開き

厳しい残暑・・・と言い続けてきましたが、気がつけば陽気はしっかりと秋に向かっているようです。あれだけ酷暑日が続いても、四季がなくなることはなく。日本を取り巻く自然の懐の深さに感謝。

今年の11月亥の日は7日です。利休曰く、「上手は炉を長く、下手は風炉を長く」。炉を早く開く身ではないことは重々承知しておりますが、それはそれ。今年は、11月7日に炉を開くことにいたしました。11月は言わずと知れた「茶人の正月」、口切りや炉開きを祝い華やかな茶事、茶会が催されます。

獨楽庵では、特別な趣向は考えておりませんが、それでも多少はお祝い気分でいつもの「獨楽庵茶会」を催したいと思います。

どうぞ、お誘い合わせのうえご来庵くださいませ。

小間を使った獨楽庵茶会

現在、獨楽庵茶会は懐石を楓の間(八畳座敷)で、続き薄茶を小間(夏の間は楓の間)で行っています。今季は、変化を持たせるため、懐石も小間でお出しし、より本来の茶事に近づけたいと企てています。

現在はサロン(ソファ席)にお招きしてご挨拶の後、楓の間に移動して頂いていますが、これもサロンを寄付にし、露地の腰掛でお待ちいただき、亭主迎え付から始めようと思います。そして、一汁三菜の懐石後中立。室礼を変えて後座入り。濃茶と薄茶をお楽しみ頂こうと思います。そのためには、小間席の勝手の設備を見直さねばならず少々時間を頂きますが、年内に実現できればと存じております。

茶事のすすめ

茶事をなさりたいお茶人は多いと思いますが、自宅に茶室がない、道具が揃わない等々の理由で諦めていませんか?獨楽庵は、そのような会員様に茶苑を貸出しています。正会員(B)は、そのようなお茶人のための会員種別です。会員になられますと、年に一回獨楽庵全域を占有してご利用頂けます(会員特典)。

先日も、若い会員様が3名のご友人をお招きし茶事をされました。サロン(ソファー席)を寄付に。楓の間(八畳座敷)で点心を。点心は、お弁当の配達をご利用になりました。中立後、濃茶席は不詳私が船越席で3名のお客様と亭主様をおもてなし致しました。もう一度中立していただき、薄茶席は楓の間に戻って。床はご亭主ご持参のお軸から花の向掛けに変えられ、手前座には鉄風炉、大板中置きと季節の設に。ご亭主自ら点前されお客様をおもてなしされました。薄茶は所望されれば何度でも・・・を実践なさり、お友達との会話を楽しまれました。

今回、ご亭主様はほとんどのお道具を持参なさり、大変なことだったと思います。獨楽庵では、このような席でご利用いただける道具を用意しておりますので、お気軽に茶事を企画なさっては如何でしょうか。全部ではないまでも、釜、風炉、風炉先、数茶碗、炉縁など大きく重いお道具は獨楽庵のものをどうぞお使いください。点心も配達を頼めますし、ゆくゆくは地元の飲食店と協力して懐石を取り寄せることも考えております。不詳、亭主も影でお手伝いいたします。

これからが茶の季節本番。何卒、ご検討くださいませ。

船越席

獨楽庵には3つの小間席があります。まず、この茶苑のシンボルである『獨楽庵』。太柱がアイコンの三畳台目右勝手です。南に向かって障子が開けており、開放的と感じる事もあります。一畳台目向板席は極小の茶の湯空間。三方が障子で開けているので、意外に開放的に感じるかもしれません。

もう一つは、『船越席』。三畳台目左勝手。潜、中柱、釣棚を備える典型的な小間席です。北側にあり、明かり取りも限られているので昼間でも電灯を消すとかなり暗くなります。これがこの席の価値かと思っています。電気による明かりに慣らされた現代人には、暗闇で過ごす経験がありません。暗闇にいると、最初は不快でも、段々と五感が研ぎ澄まされていくのを感じることができます。ここでは、この研ぎ澄まされていく感覚を味わって頂きたいのです。

獨楽庵では秋の到来とともに小間を使い始めました。もうすぐ炉開き。本格的に小間の季節になります。

秋の夜長に

ようやく秋を感じることができる陽気になりました。この時期、しみじみと秋を感じられるのはやはり夕暮れからではないでしょうか。うつろう陽の光で刻々と表情を変える庭をながめ、やがて夜の帷がおりると、灯りがとても愛おしく感じられます。

獨楽庵茶会、午後の部は時間を変更いたしました。午後2時から5時の間でご都合のよろしい席入時刻を選んで頂けます。5時に席入されますと、中立の頃には陽も暮れ灯篭や行燈に火がともりより深く秋の気配を感じていただけると思います。

夜咄茶事ではございませんが、暗い露地を手燭を持っての雁行もいかがでしょうか。

「獨楽庵茶会」午後席の時間変更

獨楽庵茶会は、午前(11:00席入)と午後(14:00席入)の予約を受けていましたが、午後席の時間を変更いたします。

11月1日より、午後席は14:00〜17:00の間でご都合のよろしい席入時刻を選択できるようにいたします。14:00時に席入ですと、「飯後の茶事」に準じる形になります。17:00に席入ですと、懐石が済んだあたりで日没となります。行燈を灯した露地を手燭を持って進んで頂きますので、「夜咄」の風情を味わうことができると思います。

ご不明な点はお問い合わせください。

2025年1月のカレンダーを投稿しました。ご確認くださいませ。

いよいよ小間のシーズン

八王子は10月になって俄かに秋めいてきました。日中の気温は20度前後。朝晩は肌寒いほどです。つい数週間前までは、「暑い暑い」と残暑を恨めしく思っていたのですが、人間というのは勝手なもので、半袖が恋しく思えることもしばしば。

さて、獨楽庵では今日から小間を使い始めました。まずは、三畳台目左勝手の船越席から。この席は北側に作られているので日中でも日差しが限られていて、このシーズンには最適です。いつものようにライトを消して、蝋燭でお客様をお迎え。

そうこうしているうちに、炉開きです。利休は、上手は炉の時期を長く、下手は風炉の時期を長くと説いたそうな。貴人を迎えべく準備の整った少庵の茶室に忍びこみ、少庵のし腕前に感心しつつもわざと炉壇に傷をいれて帰ったとか。少庵はやむなく風炉でおもてなし。たいそう感心されたとの逸話を聞いたことがあります。

いつ炉を開くか。下手は思案のしどころです。

小間へ〜炉開き

あれだけ暑い暑いと閉口していたのに、肌寒さを感じる陽気になると、ふと夏の暑さが恋しく思えてしまいます。人は勝手なものですね。

永遠に続くかと思われた残暑も、ようやく出口が見えてきたようです。天気予報とにらめっとしながらできるだけ早く小間席を使うようにしたいと思っています。日中の気温20度が目安になるでしょうか。

そうこうしているうちに11月。待ちに待った茶人の正月です。口切りをすることは出来ませんが、11月は開炉らしく、普段と違って少々華やかな席にできればと思っておりますが・・・。

第一回 桑美会(そうびかい)開催中

古美術・藤本洋子氏による江戸時代の書画と茶道具展。

会期 10月2日(水) 正午〜17時
   10月3日(木) 11時〜17時
   10月4日(金) 11時〜16時

会場 獨楽庵
   〒192-0063 東京都八王子市元横山町1-14-9
   TEL. 042-633-1963、09032354127(亭主携帯)

*観覧無料。予約不要。お気軽にお出ましください。