今日の獨楽庵|2025年7月14日

今日は台風5号の影響で、雨模様ですか過ごしやすい一日です。風炉から灰を上げて篩にかけ、湿し灰の準備をしました。

来週は、獨楽庵のすべての灰の手入れをする予定です。灰を篩にかけ、水洗いし天日干しした灰をほうじ茶を足しながら素手でひたすら揉みます。この作業、風炉はもちろん美しい炉中を作るために不可欠です。灰を水洗いすると、沢山のあくが浮いてくるのですが、それは一年間お世話になった証拠です。

この作業、土用の熱い日にするのがよろしいと言われています。宗徧流の宗家でも土用の丑の日前後に灰の手入れが行われます。来週の前半は35度超えの猛暑日のようです。灰の手入れには最適です。なぜ、真夏の暑い日に炎天下で行うのか。水洗いした灰がよく乾くから・・・でしょうか。一説には、手ひらの油を灰に移すと灰がしっとりする・・・という説もあります。どうりで、灰を揉んだ後の手は油気がなくカサカサになっています(笑)

今年も熱中症に気をつけながら、黙々と作業を続けることになるでしょう。

カレンダー更新

7〜9月のカレンダーを更新するとともに、10月のカレンダーを公開しました。
ホームページ www.dokurakuan.com/calender でご確認ください。

秋はお茶会シーズン、亭主も流儀の献茶式・茶会、茶友のお茶会の手伝いなどに参加のため休館が増えております。悪しからず、ご了承くださいませ。

また、10月19日(日)には、神奈川県戦没者慰霊堂おきまして戦没者慰霊茶会の席主を勤めます。お近くにお出ましのことがございましたら、お立ち寄りくださいませ。

日時 令和7年10月19日(日)
   《献茶》茶道宗徧流十一世家元・山田宗徧宗匠ご奉仕
   《茶会》第一席 小坂宗優(宗徧流)薄茶
       第二席 上原翠亀氏(煎茶・東阿部流)立礼
       第三席 中山宗敏氏(裏千家流)薄茶

茶券 4,000円

茶券ご希望の方は、獨楽庵までお申し出ください。献茶式の受付も獨楽庵にて取りまとめいたします(先着30名)。

獨楽庵の楽しみ方

獨楽庵は日本文化を愛する皆様に多角的な楽しみを提案できる空間であることを目指しています。とは言っても、獨楽庵は茶室と茶庭を有する茶苑ですので、まずは茶の湯の楽し見方を探索しています。

ホームページでは書き尽くすことができない獨楽庵の楽しみ方については記事にまとめ、noteというサイトに投稿しています。現在のところ、『獨楽庵茶会(茶事)』と『月釜』の詳細のみの掲載ですが、今後鋭意追加して参ります。

noteの投稿記事は、こちらから。