今日の獨楽庵|2025年9月29日

9月も余すところあと2日。10月5日は達磨忌。禅宗の開祖である達磨大師様の命日(528年)です。「円覚大師」とは達磨様の諡(おくりな)です。

10月はお茶会シーズンの始まり。毎週のようにお茶会に参加しております。
・10月5日(日) 夕月の会(江戸川区行船公園・源心庵) 月の間のお手伝いに入ります
・10月12日(日) 東京茶道会(文京区・大本山護国寺) 不昧軒の席主を勤めます
・10月19日(日) 慰霊茶会(神奈川県戦没者慰霊堂) 第一席の席主を勤めます

そのため、10月は獨楽庵の日程がタイトになっており、皆様にはご不便をお掛けいたします。

10月の月釜は13日(月・スポーツの日)に開催します。

詳しくは、専用ページをご覧ください。

今日の獨楽庵|2025年9月26日

本日は、獨楽庵をお休みにして、神奈川県戦没者慰霊堂に伺いました。10月19日(日)に催される、戦没者慰霊茶会で添え釜の席主を勤めるため、会場の下見に。この慰霊堂は、太平洋戦争だけでなく、明治以降に戦争で亡くなった方々を慰霊する場所です。毎年、春と秋に慰霊茶会が開催され、毎回各流派の家元をはじめとする重鎮が献茶を奉納されています。今回は、宗徧流のお家元が献茶をなさいます。その流れで、不肖私も茶席を担当させて頂いております。

会場を下見しまいしたが、慰霊堂は本来茶会用にはできておりませんので、茶席と水屋は屏風で仕切り、洗い物は屋外とのことでした。晴天であれば何ら問題はなにのですが、私は自他ともに認める「雨男」です。どうなることやら。当日は雨だけは降らないことをお祈りするばかりです。

今日の獨楽庵|2025年9月25日

今日は海外からのお客様をお迎えしました。三十年来の親友でありビジネスパートナーの長男夫妻。去る6月に結婚した新婚ホヤホヤのカップルです。大学生の頃、京都に短期留学した経験がある長男は大の日本通。新婚旅行に、日本を選択してくれました。実は、今年の六月の結婚式に私も参列していたのです。新郎のことは、生まれた時から知っているので、甥っ子のようなものです。

外国人であっても、普段のスタイルを崩さないのが獨楽庵流。この日も、一汁三菜の懐石による獨楽庵茶会の形式でおもてなししました。懐石はサロンで。後座は三畳台目の船越で薄茶二服。後座の床には、ちょっと悪戯心も込めて、大徳寺・祥山和尚の一行「破沙盆」。ライトを消した薄暗い茶室で蝋燭の灯りに浮かび上がる力強い文字。直感で何かを感じ取って貰えたようです。