今日は、2名のお客様を迎ての獨楽庵茶会(茶事)でした。お一人は、獨楽庵友の会正会員で行事にも積極的に参加頂いている“常連“さん。お連れ様を“和の世界“に引き摺り込もうと画策されている様子が、逞しくも微笑ましく、獨楽庵としましても“全面支援“でございます。
「和の世界」と申しましたが、実際は少し違うようです。自民党総裁選で高市候補(当時)が「背骨を入れる」と表現されましたが、それに近い印象です。日本男児たるもの、背骨をビシッと入れて・・・」 この感覚、わかります。私も、お茶を習い始めたのは「背骨」が欲しかったからなのです。その「背骨」、具体的に話すとかなりの言語能力を必要とされます。「背骨」はあるときは、「マナー」、「作法」だったりします。また、あるときは「信仰」であったりします。
しかもこの「背骨」、通そうと思っても簡単には通してくれません。そもそも、何が背骨になるのかもわかりません。それでも、「茶道」をしていると、背骨ができてきます。獨楽庵は、「茶道」をベースにして、「背骨」を作る場でありたいと思っています。
獨楽庵の庭に「茶の木」があるのを初めて知りました。今日のお客様が教えてくださいました。
ちなみに、茶の木の学名は、カメリア・シネンシス。カメリアとは「ツバキ」です。日本で茶花に使われる「椿」は、カメリア・ジャポニカと分類されています。「シネンシス」とは「中国の」という意味。「ジャポニカ」は「日本の」という意味です。
これからのシーズン、「中国のカメリア(椿)」を喫する部屋(茶室)には、「日本のカメリア(椿)」が掛けられます。

