桑遊会

茶事上手を目指すもの同士が実戦を通じて茶事を学び合う「桑遊会」。暮れも押し詰まった12月28日(日) 四名のメンバーが集まり2回目の茶事を行いました。

今回も亭主迎いつけから初座入り。亭主役の炭点前に続き、一汁三菜の懐石。生ゆば白味噌仕立て、鯛の昆布締め、煮物は鶏肉団子具沢山。タラの西京漬。香のものは自家製。主菓子も亭主お手造りの栗きんとん。

炭点前は流儀による違いがはっきりしていて、傍から興味深く拝見させて頂きました。ここは、あくまで茶事の段取りを覚えることが第一。点前の稽古ではありませんので、炭も抹茶も点前についてはおおらかにが原則です。

後座は、亭主点前にて続き薄茶を。終了後は、全員でポイントを出し合い次回に繋げました。

桑遊会は、茶事の実戦をつむことによる茶事上手を目指す同好会です。お稽古ではありませんので、こちらか一方的に伝えることはありません。相互の学びが原則です。四人一組。毎月、亭主役、半東役、正客役、詰客役を輪番で勤めながら、1年12回茶事を行います。

参加者は随時受け付けています。希望者が四名揃った時点でスタートします。

見学は随時受け付けています。

第三回倶楽茶会、無事終了しました。

去る12月21日(日)獨楽庵風大寄せ茶会『第三回倶楽茶会』を催しました。当日は明け方雨が残りましたが、日中は気温も上がりまずまずの茶会日和でした。雨男としましては、無事終了できほっとしています。

第一回に続き、今回も数寄茶の小張あゆみ氏とのコラボ。小張師により獨楽庵がどのような表情を見せるのか。如何でしたでしょうか。私は、楓の間にて濃茶席を担当しました。全体的に義士茶会の趣向でのぞみ、12月であるのに花入は桂籠、四方釜は釣りました。桂籠は、討ち入りを遂げた赤穂浪士の行進にちなみ。その赤尾事件で期せずして重要な役割を果たすこととなった、山田宗徧にちなみ四方釜。四方釜は釣るのが鉄則。

派手な水壺は、明時代の七宝。宝尽くし。宝井其角、大高源吾の両国橋の邂逅にちなみ、「宝舟」ならぬ「宝尽くし」

これで、正月を迎えられます・・・(笑)

茶室について

今日は、予約もなくのんびりと資料作りに没頭しました。

獨楽庵には、太柱がアイコンの三畳台目の「獨楽庵」、同じく三畳台目の「船越」、四畳半台目の「白水亭」、八畳広間の「楓の間」とそれぞれに個性のある茶室があります。お茶の稽古を続けているとどうしても点前に集中してしまい、空間に意識が向かなくなってしまいがちです。

折角の題材があるのですから、獨楽庵では空間に対して意識を向けてもらおうと思い資料を用意しました。

12月の「第三回倶楽茶会」は、
【獨楽庵】三畳台目右勝手向切。
【楓の間】八畳広間
にお迎えします。それぞれの茶室の個性にもご留意ください。

第三回倶楽茶会
日時 12月21日(日)午前10時より
会場 桑都茶苑・獨楽庵
   〒192-0063 東京都八王子市元横山町1-14-9
会費 6,000円(濃茶、薄茶各一席)

詳細、お申し込みは専用ページより