小唄教室〜無料体験会

獨楽庵では、文化講座の第一弾として「小唄教室」の開講を進めています。その一環として、下記の日程で『無料 体験会』を開催します。ご指導は、小唄松峰派家元 二代松峰照師です。

巷には「祇園小唄」や「お座敷小唄」など「◯◯小唄」という楽曲が数多くあり「小唄」という言葉を耳にする機会は多い一方、「小唄とは?」と尋ねられると答えに窮するという不思議な邦楽ジャンルです。

獨楽庵が提供するのは、いわゆる「江戸小唄」というジャンルで、いわゆる「◯◯小唄」とは異なります。江戸時代の末期に誕生して以来、江戸・東京を中心に発展してきた一曲2-4分という唄と三味線による小曲です。粋で洒脱で、見栄っ張りという江戸っ子の気性を盛り込んだ歌詞と、撥を使わない「爪弾き」による渋い音色の三味線が特徴です。

清元、新内は言うにおよばず、長唄やはては都々逸まで邦楽古典のエッセンスを受け継いだ小唄は、邦楽の入り口としても最適です。かつては、四畳半の音曲と称され、愛好者が集まった宴席で馴染みの芸妓の三味線で互いの唄を楽しんだものですが、現代では舞台で披露する機会も多々あり、小唄人口は実は女性が過半数を占めています。

小唄松峰派は、昭和40年代に創立した小唄界では最も若い流派の一つです。新曲を得意とし、200曲以上のオリジナル曲があります。中には、他の流派の方にも唄われる、シン(新)古典といわれる曲も数多くあります。昭和にできた小唄らしく、歌詞は現代人でも分かりやすく共感できるものです。

松峰照師の教室では、松峰オリジナル小唄の他、希望者には古典小唄の指導もあります。

百聞は一見にしかず。まずは、無料体験稽古を受けてみませんか。稽古は一回30分程度。マンツーマンです。お申し込みはこちらからどうぞ。

6月以降、獨楽庵にて、『松峰照八王子稽古所』として開講予定です。希望者は三味線の稽古もあります。

◆◆◆ 小唄教室 無料体験会 ◆◆◆

日時 5月9日(木)、23日(木) 午前11:00〜午後4時
場所 桑都茶寮「獨楽庵」 八王子市元横山町1-14-9
費用 無料
稽古曲 『垣越しに』 1分弱の小曲ですが、小唄の魅力がたっぷり詰まっています。

【「垣越しに』の歌詞】
垣越に届くからとて 手出しはすまい こちら向いてもよその花

お申し込みはこちらから

【ひとこと】
唄と聞くと「自分は音痴だから・・・」と尻込みする方がいらっしゃいます。音痴と思っているのは、楽曲と自分の声とのキーがあっていないことが原因です。キーさ合っていれば、誰でも楽しく歌えるのです。洋楽では、まず楽曲のキーが決められ歌い手はそのキーで歌うことを強いられます。キーが合わなければ歌いづらいのは当然です。邦楽は洋楽とは異なり、曲のキーは決められていません。歌い手のキーに三味線を合わせます。ですから、「音痴」は発生しないのです。

4月の桑心会

江戸時代の茶人の書状を題材にくずし字を読み解く同好会です。

第一回(2月21日)は松平不昧公のお茶事の誘いに対する返答。第二回(3月13日)は烏丸光廣卿の春日祭の和歌二首。

第三回は、4月17日(水)です。題材は、松平不昧公の茶事のお誘いの文です。

 日時 4月17日(水) 11:00より
 場所 獨楽庵サロン(ソファー席)
 会費 5,000円(当日お持ちください)
 *1時間程度の勉強会の後、参加者全員で点心を召し上がって頂き、続いて獨楽庵茶席にて薄茶を一服差し上げます。
 *どなたでも参加できます。一回完結ですので、途中からの参加も可能です。

 お申し込みはこちらから

桑心会

江戸時代の茶人の書を読み解く会です。

3月は13日(水)に開催です。今回は、江戸前期の公卿・歌人・能書家である烏丸光広(1579-1638年)の春日祭の歌二首です。

春日祭は葵祭、石清水祭と共に三代勅祭の一つで、宮中より名代である勅使が向かわされます。その勅使に任じられた烏丸光広が春日祭に臨んで詠んだ歌二首。

春日祭は毎年3月13日に行われます。

桑心会
日時 3月13日(水)午前11時より
場所 獨楽庵サロン(ソファー席)
会費 5,000円
   *勉強会の後は、講師を囲んで点心。続いて、獨楽庵茶席にて薄茶を一服差し上げます。会員、非会員問わずどなたでも参加できます。

4月以降の開催日は、以下のとおりです。
5月15日(水)、6月12日(水)、7月17日(水)、8月14日(水)、8月18日(水)、
9月16日(水)、10月13日(水)、11月13日(水)、12月18日(水)

お申し込みは専用ページからお願いします。