正座不要の本格茶道

正座が苦手というだけで、茶道を諦めていませんか。茶道にとって正座は必須ではないと思います。正座をした方がよりよい(better)というとと考えています。初心者・未経験者を対象とした「桑都体験茶会」はもちろんのこと、獨楽庵茶会でもご所望のお客様には椅子をお出ししています。初座は椅子、後座は正座という組み合わせも少なくありません。

獨楽庵では、『力囲棚』による茶事をお勧めしています。『力囲棚(りきいだな)』とは、茶道宗徧流11世家元 幽々斎宗匠ご考案の立礼机です。千利休の遺偈から名付けられた『力囲棚』は他の多くの立礼机(りゅうれいじょく)と異なり、濃茶の道具にも負けない力強さがコンセプトです。ですから、『力囲棚』を使って、炭点前、濃茶、薄茶と茶事への展開も可能です。

経験豊富ベテランの茶道家が正座が厳しくなったという理由だけで、茶事を諦めるのはとてももったいないことだと思います。獨楽庵を舞台に『力囲棚』を使った茶事を催して、後進に思いを伝えてはいかがですか。

「お茶には興味があるのだけど、正座がどうも・・・」という方には、『力囲棚』を使ってお点前を指導します。『力囲棚』で点前の組み立てを理解してしまえば、自宅のダイニングテーブルでもお茶でおもてなしすることができるようになります。また、畳で正座しての点前にも応用することができます。

🔸🔸🔸 力囲棚をつかった、正座をしない本格茶道(体験) 🔸🔸🔸

日時 10月17日(木) ①15:00〜17:00、②18:30〜20:30
   10月18日(金) ①15:00〜17:00、②18:30〜20:30
   10月19日(土) ①15:00〜17:00、②18:30〜20:30

会費 5,000円

*参加者のレベル、ご希望(薄茶、濃茶、炭点前)に応じて体験して頂きます。
*11月以降も、随時開催します。

参加ご希望の方は、以下のフォームに必要事項をご記入の上【送信】ボタンをクリックしてください。


    11月29日11:3011月29日15:0011月29日18:3011月30日11:3011月30日15:0011月30日18:3012月1日11:3012月1日15:0012月1日18:30


    桑美会(そうびかい)

    獨楽庵イベントのお知らせです。

    江戸時代・茶人の書状を題材に、くずし字を読み解く勉強会『桑心会(そうしんかい)』で講師をお願いしている、古美術商・藤本洋子さんの「古書画展」です。茶道具の展示販売もあります。

    会期 10月2日(水)、3日(木)、4日(金)
    時間 10時〜17時 *初日は正午から。最終日は16時まで。
    会場 桑都茶寮「獨楽庵」 楓の間
        〒192-0063 八王子市元横山町1-14-9

    入場無料。予約不要。奮ってお出ましくださいませ。
    会期中、獨楽庵の茶席で呈茶をいたします。
    *涼しくなっていたら小間席で、残暑厳しい場合はサロンの「力囲棚」でのお点前です。

    夕月の会

    獨楽庵亭主 小坂宗優です。昨日、江戸川区立行船公園 源心庵にて開催されました「夕月の会」にて月の間を担当いたしました。5年ぶりの大寄せ茶会でしたが、宗徧流同門の力を借りて、なんとか席主を勤めあげることができました。獨楽庵友の会からも多くの方が遠路応援に駆けつけてくださいました。粗相はなかったでしょうか。


    夕月の会、実は本席は野点席です。5時終了のため月は眺める事ができなかったかもしれません。月の間は200名弱のお客様をおもてなしし、6時ごろに閉じました。その頃には、池越しに見事な月を愛でる事が来でました。

    再三申し上げておりますが、私は雨男です。初めて夕月の会で席主を勤めた日は台風の前日でした。流儀では護国寺や根津美術館で席主を勤めましたが、100%雨でした。今回の夕月の会、風が強く野点席には気の毒でしたが、雨には祟られず好天のまま席を閉じる事ができましたが、帰り道に降られました。今日の午前中はテニスでしたが、4ゲーム終了時に本降りになり消化不良に終わりました。

    今年は、10月24日に鎌倉建長寺四つ頭茶会で、宗徧流関東地区の席(少林窟)にて席主を勤めます。その後、獨楽庵で大寄せ茶会ならぬ小寄茶会を企画しております。詳細が決まり次第ご案内差し上げますので、よろしくお願い致します。