今日の獨楽庵|2025年10月14日

今日の獨楽庵はお客様もなく、ゆっくりと先日の東京茶道会で使った道具の後片付けをすることができました。一部の道具は、明日の桑心会の呈茶席でも使います。「跡目」の趣向ですね。

明日は、江戸時代茶人の書状を題材に、古文書を読み解く勉強会「桑心会」です。回を追うごとに参加者も増え、賑やかに和やかに楽しんでいます。

桑心会では、書状(手紙)を題材にしていますが、“スピンアウト“として、山田宗徧が書き残した「茶道便蒙抄」を読み込む会も検討しています。山田宗徧は、玄白宗旦の最後の弟子です。その宗徧は自身が書き表した「茶道便蒙抄」を前にして、「宗旦翁から習ったことと一字一句違わない」と自負しています。宗旦時代の茶の湯の考え方に迫る価値ある書物だと思います。私が、宗徧流を嗜んでいることを抜きにしてもです。

現代の茶道として教わったこととは切り離して、江戸初期の茶道を覗き見る感じで読み進められればと考えています。

今日の獨楽庵|2025年10月13日

東京茶道会・不昧軒から一夜明け、今日は獨楽庵の月釜でした。道具は、昨日の道具組を活かして「跡見」の趣向で。

獨楽庵月釜も、気楽の茶の湯を楽しめる機会として認識されつつあるようです。一度いらしたお客様がお友達を誘って再びお見えになる。亭主冥利です。

今日は、気温が高かったため広間を使いましたが、次回からはできるだけ小間にお招きしたいと思います。次回は開炉です。

◼️◼️◼️11月月釜◼️◼️◼️

日時 11月9日(日)
 ①11:00、②12:30、③14:00 の3席
会場 桑都茶苑「獨楽庵」
   八王子市元横山町1-14-9
会費 1,000円

詳しくは専用ページをご覧ください。

今日の獨楽庵|2025年10月12日

今日は、獨楽庵をお休みにして、大本山護国寺開催されました「東京茶道会」、不昧軒にて席主を勤めました。獨楽庵では日常的に茶事を催し、「倶楽茶会」では濃茶席を担当しておりましたが、一席に18、9名のお客様が入られる、本当の「大寄せ茶会」は久しぶりで、立ち上がりは地に足がついていない状態でしたが、獨楽庵の会員の皆様をお顔を確認して平常心に戻ることができました。

獨楽庵の会員の皆様には、見慣れた道具はほとんどであったかと思いますが、楽しんで頂けましたでしょうか。久しぶりの東京茶道会席主でありましたが、男性のお客様が増えた印象です。今日は、10席を勤めることができましたが、そのうち8席は男性の正客でした。もちろん、男性だと正客に座らされる確度が高いのですが、それを計算に入れてもです。
また今日は数寄なお客様も多かった印象です。コロナを経て、茶道界も変容してきているのでしょうか。

明日の獨楽庵は、月釜です。8名のお客様をお迎えする予定です。

獨楽庵風大寄せ茶会「第三回倶楽茶会」は12月21日(日)開催の予定です。

【席主で手一杯で、今日の写真がありません(汗)】