今日の獨楽庵|2026年1月21日

江戸時代の茶人の書状を題材に、くずし字を読み解く勉強会「桑心会」の月例会でした。参加者も徐々に増え、獨楽庵を代表する活動に成長しました。

1時間程の勉強会の後、点心を。食後は、亭主点前にて薄茶を一服差し上げています。今回は、教室として使っている洋間に「福内鬼外」(岡田雪台公筆)を掛けました。気が早いようですが、節分は二週間後です。

節分には高尾山薬王院で吉例の豆まきがあります。毎年、力士や芸能人で華やかな話題を振り撒く八王子市を代表するイベントです。

勉強会「桑心会(そうしんかい)」はどなたでも参加できます。一回完結ですのでご都合に合わせて参加することができます。詳しくは、専用ページをご覧ください。申し込みも専用ページから可能です。

 開催日 基本的に毎月第三水曜日
 時間  午前11時より勉強会 (終了は午後2時頃)
 参加費 5,000円(点心、呈茶含む)

今日の獨楽庵|2026年1月18日

今日の獨楽庵は、お客様もなく静かな一日でした。この週末は春を思わせる陽気でしたが、今週は冬に逆戻りのようです。寒さばかりを考えていましたが、庭はひと足さきに春の気配。芽吹いているわけではありませんが、極寒期の凍るような色彩ではなく、なんとなく淡いトーン。

去年は4月に行った茶飯釜。今年は3月にしようと思っています。

茶道宗徧流 山田家初釜

1月16日(金)、鎌倉浄明寺・茶道宗徧流宗家の初釜にお呼ばれでした。私は、初日の第一席で正客を仰せつかりました。つまり、お家元が今年初めてお点てになった濃茶を、最初に頂く栄に浴したわけです。

家元が還暦を迎えられる本年、床はご自身の筆になる「力囲希咄(りきいきとつ)」。茶席では、家元より「あなたにとっての力囲希咄とは?」という問いが投げかけられました。私にとって力囲希咄とは宗徧流そのものです。この四字(本当は、三字)から、宗徧流初代・山田宗徧は力囲斎を名乗り、師匠の宗旦は咄咄斎を名乗りました。力囲希咄はいうまでもなく、利休の遺偈の一部です。このことは、宗旦・宗徧の師弟は、利休の侘びを正く受け継いでいることを示しています。同時に、宗旦・宗徧の師弟は、力囲希咄から自らの斎号を選びました。そこには師弟の強い絆が感じられます。

ちなみに、「希」をとって、八世宗有宗匠は希斎と名乗られました。また、宗徧流家元は若い時には、宗カ。若宗匠になると宗囲、そして襲名されて宗徧と名乗ります。これも、力囲希咄に由来しています。

(注意)写真は、初釜で掛けられた幽々斎宗匠の筆ではなく、大徳寺・翠巌和尚の「力囲」です。