今日の獨楽庵 – 2025年1月29日

今日の獨楽庵は、一客一亭です。客は気心の知れた茶友なので、点心は酒の肴寄り(笑)酒を酌み交わし、さらに茶室で喫茶しつつ数寄話に興じるのは茶人冥利に尽きます。

点前座は、大西浄清肩衝釜、大樋焼締水壺、唐津茶入、鷹司政通卿手造赤小服茶碗、小森松庵作茶杓。「最近、小さい道具が愛おしいんだよねえ」と意気投合。

今日の獨楽庵 – 2025年1月25日

今日は茶事形式の稽古をしました。日頃の獨楽庵茶会と同じく初座一汁三菜の侘び仕立ての懐石を作法を確認しながら。後座は亭主が長板一つ荘にて濃茶を。続いて、各人が平点前で薄茶を点てました。懐石に先立ち、炉の準備から炭組、種火入を指導。どのように炭に火がつくのか。お湯が沸くまでにどれだけの時間が掛かるのかを知るのは茶事の基本中の基本です。炭と湯の塩梅に大いに関わるから。

庭の梅の蕾がだいぶ大きくなりました。立春には咲き始めるかもしれません。獨楽庵の二月のイベントの頃には紅白咲揃うかもしれません。お楽しみに。

◼️ 獨楽庵風大寄せ茶会〜第一回倶楽茶会
 開催日 2月16日(火)午前10時より
 会場 獨楽庵 (薄茶)獨楽庵にて 無持菴・小張あゆみ氏
        (濃茶)楓の間にて 獨楽庵亭主・小坂宗優
 会費 6,000円
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◼️ 元五島美術館副館長・名児耶明先生講演会
 開催日 2月18日(火) 午前11時より
 演題 『書の伝来』
 会費 5,000円
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今日の獨楽庵 – 2025年1月24日

青空が広がり穏やかな日が続く八王子です。今日は、お二人のお客様をお迎えしました。お二人とも友の会正会員でいらっしゃいます。いつもと何ら変わることのない、獨楽庵のおもてなしですが、それでも定期的に来庵頂けるのは、茶の湯の魅力が料理でも道具でもないことを示唆しているように思えます。それに胡座をかいてはいけないのですが。

二客でしたので、小さな唐津茶入を。銘は『夜乃梅』と読めるが、それでは羊羹・・・茶碗は一瓢庵の赤楽。替は伊羅保の小服茶碗。存在感抜群の大樋焼締水壺 泉喜泉造に小さな道具を合わせましたが、我ながらいい感じでした。

太柱の獨楽庵は今月いっぱいでお仕舞いにして、二月は三畳台目中柱の船越席に移ろうと思います。そして、三月になって釣り釜が恋しくなったら獨楽庵に戻ってこようと思います。獨楽庵を陽の席とすれば、船越は隠の席。背筋を伸ばしてお茶に対峙しようと思います。