GW中は釣釜で茶飯釜を楽しんだ獨楽庵ですが、GW明けは炉を閉じ風炉の季節になりました。日中の気温が20度を超えてくると、空調のない小間は厳しくなりますが、この日は曇り空で時折雨も降る“絶好“の天気。後座は、太柱の獨楽庵にお招きしました。
獨楽庵は、右勝手(いわゆる逆勝手)。炉は向切なので、頭の中では「風炉の点前」と思っていればなんとかなりました。しかし、風炉になると風炉と水壺の置き合わせが逆になります。流祖・山田宗徧が残した『茶道便蒙抄』の置き合わせ絵図を頼りに点前を「解読」していますが、慣れないことには変わりありません。獨楽庵を含む小間で風炉ができるのも後数日でしょう。右勝手の風炉に慣れる前に季節が終わってしまう・・・ と、茶道初心者の心境です。
これからの暑い時期、初座(懐石)、後座(喫茶)とも八畳広間の「楓の間」で行うことになると思います。腰掛を使って、亭主迎え付から始めようと思います。
【迎え付け、初座入り】→【懐石】→【炭点前】→【菓子】→【中立】→【後座入り】→【喫茶】という流れになろうかと思います。
皆様のご来庵をお待ちしております。