今日の獨楽庵|2025年7月14日

今日は台風5号の影響で、雨模様ですか過ごしやすい一日です。風炉から灰を上げて篩にかけ、湿し灰の準備をしました。

来週は、獨楽庵のすべての灰の手入れをする予定です。灰を篩にかけ、水洗いし天日干しした灰をほうじ茶を足しながら素手でひたすら揉みます。この作業、風炉はもちろん美しい炉中を作るために不可欠です。灰を水洗いすると、沢山のあくが浮いてくるのですが、それは一年間お世話になった証拠です。

この作業、土用の熱い日にするのがよろしいと言われています。宗徧流の宗家でも土用の丑の日前後に灰の手入れが行われます。来週の前半は35度超えの猛暑日のようです。灰の手入れには最適です。なぜ、真夏の暑い日に炎天下で行うのか。水洗いした灰がよく乾くから・・・でしょうか。一説には、手ひらの油を灰に移すと灰がしっとりする・・・という説もあります。どうりで、灰を揉んだ後の手は油気がなくカサカサになっています(笑)

今年も熱中症に気をつけながら、黙々と作業を続けることになるでしょう。

コメントを残す