松永安左エ門追善茶会のご案内

松永安左衛門(耳庵)の生誕150年にあたる本年、小田原・松永記念館では耳庵の命日に追善茶会を開催します。

同茶会では、去る2月16日『第一回倶楽茶会』にて獨楽庵席を担当頂きました小張あゆみ氏が「耳庵」で釜を掛けられます。初夏の小田原で耳庵の「荒ぶる侘び」を偲ぶ一日を過ごしては如何でしょうか。

松永安左エ門追善茶会概要

日時 2025年6月16日(月)午前10時受付開始、午後3時終了
場所 松永記念館 小田原市板橋941-1
   献茶席 老欅荘広間<残月の間>
   耳庵  小張あゆみ氏
   葉雨庵 高橋静枝氏
   天台鳥薬亭 高野雅祥氏(煎茶)
   老欅荘寄付 高橋台一氏
   無住庵 菅井宗輝氏
   松下亭 田代祭風洞 岡見茜氏
   点心席 松永記念館2階
会費 8,000円(当日お支払いください)

締切 2025年6月5日 *6月6日以降のキャンセルはキャンセル料が発生します。

お問い合わせ 小張あゆみ氏 omote.1000.re.q@gmail.com

主宰 鈍翁・幻庵・耳庵 追善茶会実行委員会
   実行委員長 田代道彌


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松永安左エ門(まつなが やすざえもん、号:耳庵)は、明治から昭和にかけて活躍した日本の実業家で、「電力王」「電力の鬼」として知られる一方、近代を代表する茶人の一人でもあります。
還暦を迎えた58歳で本格的に茶道に親しみ、「耳庵(じあん)」の号を名乗りました。茶道の精神「和敬静寂」を学び、益田鈍翁・野崎幻庵とともに「近代三茶人」「小田原三茶人」と称されました。
隠居後は小田原に住み、16年にわたり精力的に茶道具や美術品を蒐集。名品の数々は現在も東京国立博物館や福岡市美術館などに所蔵されています。また、私財を投じて茶器を寄贈し、茶会を開くなど、茶人としての名声を高めました。
松永は「好きを究めるうちに数寄になる」という姿勢で、名品の蒐集のみならず、茶の湯を人生の礎とし、現場主義や独自の美意識を貫いた人物です。
「六十にして耳従う」の論語の言葉から「耳庵」の号を取ったとされます。
その生涯を通じて、茶の湯と美術を愛し、日本の近代茶道界に大きな足跡を残しました。

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